「被災して祖父母に預けられることになった私と妹。新幹線で泣き出した幼い妹に、隣の席の老夫婦が...」(埼玉県・20代女性)
行きの新幹線で妹が泣き出して...
その行きの新幹線も2人きりでした。
私は中学生でしたが、妹はまだ小学生になったばかり。不安と寂しさとで泣き出してしまいました。
すると隣の老夫婦が話しかけてくださり、妹に飴をくださいました。
身の上を話すとおばあさまが「お姉ちゃんも頑張りすぎたらダメよ」とジュースまで買ってくださったのでした。
あの時お礼をキチンと申し上げられたか覚えていないのですが、あの時お二人が優しくしてくださったことは、辛いことが起きるといつも思い出していました。
あのあと、無事に家族と一緒に暮らすことができました。妹も成人しましたし、私は来年結婚します。
あの時は本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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