私のお墓の前にはコレを供えてください 虹色に光る「ゲーミング線香」がめっちゃパラダイス
ゲーミング線香、爆誕の理由
ゲーミング線香の作者・Steve Kasuyaさんは、電子工作や機械加工、プログラミングなどに関心のある人々が集まる「秋葉原ハッカースペース」の運営者。そこで、電子工作やIoTに関する講座も開いている。
そんなKasuyaさんは旧田中角栄邸での火災をニュースで知り、火を使わないLED線香を購入することに。その際、ふと思いついたという。
「赤く光るLED線香の先端を見て、マイコンとフルカラーLEDを使えば7色のゲーミング色に光るものに改造できそうだ」(Steve Kasuyaさん、以下同)
改造はLED線香内部に施し、外からは改造していることが分からないように仕上げた。電源を入れてみると、思った以上に7色のゲーミング色が目立っていたという。
「その閃光が届いたのか、ご先祖様も喜んでいそうでした」
ゲーミング線香は、X上で6万6000件を超えるいいね(8日時点)を集めるなど大きな話題に。Steve Kasuyaさんは「こんなに反響をいただけるとは思っていませんでした」と驚いた様子だ。
「自分が旅立ったあとはこれを使ってほしい、という書き込みもあり、日本人の死生観に『明るく派手に楽しく』があるのかも、と感じた次第です」
「今頃あの世でどんちゃん騒ぎしてるだろうな」――故人を偲んで、そんなふうに言うことがある。賑やかなゲーミング線香は、そんなイメージと相性がいいかもしれない。