「新入社員の頃、寮の食堂でサラダを残していた僕。気付いたおばさんが『なぜサラダを取らないの』と聞いてきて...」(愛知県・50代男性)
おばさんの料理を3年間食べ続け...
ポテトサラダも最初からキュウリなしで別に作ってくれていた。色合いが変わるので、一緒に寮の食事を食べていた同期が、「なんか違うサラダみたいだね」と言ってきたこともあった。
酢の物にはたいていキュウリが入っているので食べたことがなかったが、キュウリ抜きにしてくれたおかげで、人生で初めてきちんと食べた。
僕のためだけにキュウリ抜きのものを作ってくれるから、送別会などで寮食が食べられない日はきちんとチェックを入れ、「特製サラダ」が無駄にならないようにした。一応、「明日は寮で食べないから」と直接伝えたりもした。
もちろん、食後はご馳走様でしたと言い、お土産も渡したりしていた。蔵出しの酒を飲みに行って、酒粕をお土産に買ってきて渡したら、鮭の粕汁をくれたこともあった。
そんな優しいおばさんの料理を3年食べていたが、寮の取り壊し移転でお別れとなりました。
皆さんの「あの時はありがとう」の投稿を見て、思い出しました。50代の僕が、20代だったころの話です。
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