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コインリターン式ロッカーはまるで「走れメロス」? とある漫画描きが気付いた「類似性」とは

Met

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2023.01.15 18:00
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「メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。」

皆さんご存じ、太宰治『走れメロス』の冒頭である。このフレーズと、メロスの友人「セリヌンティウス」の名前の響きが記憶に刻み込まれている、という人は少なくないかもしれない。

3日目の日暮れまでにメロスが戻ってこなければ殺される。そんな条件を無言で受け入れ、人質となったセリヌンティウス。たった1度ちらと疑ったことを除けば、3日の間、メロスを信じて待ち続けたセリヌンティウス。

なかなかできることではない。しかし、まるで彼のように「信じて待ち続てくれる」ものがある――ツイッターで漫画を発表している「さてよ」(@sateyo)さんはとある身近な存在について、そう考えた。

画像はさてよ@sateyoさんのツイートより、編集部で分割、以下同
画像はさてよ@sateyoさんのツイートより、編集部で分割、以下同

こちらは、さてよさんが2023年1月9日に投稿した2コマ漫画の一部。さてよさんと夫の会話を元にした作品だ。

百円を入れて鍵を閉め、鍵を開ければ返ってくる「コインリターン式」のロッカーで使った硬貨がセリヌンティウスっぽいと語るさてよさん。

メロスにとっての妹の結婚式のように、何か用事を果たすために百円玉を置いていくロッカー使用者。使用者は「必ず戻ってくる」と思っているだろうし、百円玉のほうも戻ってこないとは思っていないだろう。そう考えれば、似ている、のか?

100円に感謝する心が...
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