「幼い子供たちを連れ家路を急いでいると、見知らぬ中年女性に呼び止められた。彼女は息子に大きなビニール袋をかぶせ...」(埼玉県・30代女性)
「歩くの早いのね」
とはいえ、買い物を終えたころにはまだ小雨だったので、早歩きで帰ることに。
すると、スーパーから出てから数分後、後ろから誰かに呼び止められたんです。
振り向くと、傘を持って小走りで駆け寄ってくる50代くらいの女性の姿がありました。
「歩くの早いのね」
女性はそう言って、持っていた傘を私に渡し、さらに大きめのビニール袋を息子に被せてくださいました。
私は「すみません、ありがとうございます! お家どちらですか? 後日、お返しいたします」と言ったのですが、女性はニコニコしながら
「そんなの大丈夫! 使ってない傘だから」
と言ってくださいました。
何度もお礼を言い、女性と別れた後、わざわざ走ってきてくれて、息子と娘や私が濡れないように雨具をくださった女性の優しさに感動し、泣きながら帰りました。
あれから約半年経ちますが、今でも感謝の気持ちでいっぱいです! この場を借りてお礼を言います。本当に、ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)