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「免許を取った日に運転したら、近所の車といきなり接触。大慌てで謝る私に、持ち主の男性が...」(大阪府・50代女性)

井上 慧果

井上 慧果

2022.10.10 08:00
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シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Nさん(千葉県・60代女性)

Nさんは18歳の夏に、運転免許を取得した。そしてその日、さっそく車を運転したところ――停めてあったトラックに擦ってしまった!

すぐさま謝罪をしに行ったNさんに、トラックの持ち主の男性が返した言葉は......。

車をぶつけてしまい...(画像はイメージ)
車をぶつけてしまい...(画像はイメージ)

<Nさんの体験談>

かれこれ35年ほど前の愛知県のとある町。私は当時短大に通う18歳で、夏休みに車の免許を取得しました。

取ったその日、母に同乗してもらい、とても可愛がってくださった教習所の先生に免許取得の報告をしに行った帰り道のことです。

車幅の感覚が掴めず、自宅手前の金物屋さんの前に停めてあったトラックに擦ってしまいました。

お詫びのお金は受け取らずに...

私と母はすぐさま車から降り、謝罪に向かいました。

そして車の持ち主であるそのお店の息子さんに「申し訳なかったです。わずかですが」と包んだお金をお渡ししようとしたのですが......。

息子さんはお金を受け取ることなく、こうおっしゃったんです。

「店の車だし、気にしないで大丈夫だよ。怪我がなくて何よりだったね。
僕も免許を取得したその日に死ぬか生きるかの大事故をしたんです。こんなことにめげずに、これからも頑張って運転してね」

車を運転する度に、あの時の彼の優しい言葉があったからこそ、今の車社会でやっていけているのだと感謝の気持ちでいっぱいになります。

あの後私は、遊びに就職してからの通勤、結婚してからの日々の買い物や子供の送迎、そして親の介護のために高速を何度も往復するなど、車に頼りっきりの毎日を、無事故で過ごして参りました。

車と共に過ごしてきた(画像はイメージ)
車と共に過ごしてきた(画像はイメージ)

あの時は本当にありがとうございました。今後も安全運転を心掛けて参りたいと思います。

今でも忘れられない人はいますか?

Jタウンネットでは読者の皆さんの「忘れられないあの人」との思い出を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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