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廃線から37年、今も「誰かの日常」の中に。 駐車場に残り続ける「線路の跡」が感慨深い

大山 雄也

大山 雄也

2022.08.18 20:00
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1985年11月、北海道小樽市から1本の鉄道路線が姿を消した。

南小樽駅から手宮駅までを結んでいた「手宮線」だ。1880年11月に開業したこの路線は、1962年に旅客営業が廃止され、その後は貨物線として使われていたが、85年に廃線となった。

しかし、線路や遮断機などの遺構を残した散策路が整備されるなど、小樽はその面影を大切にし続けている。

手宮線跡地の一部(写真ACより)
手宮線跡地の一部(写真ACより)

とはいえ、そのすべてが散策路などとして整備されているわけではない。

廃線から37年が経った今、手宮線の名残が不思議な光景を生み出している場所も存在する。

例えばそれは、こんな風景だ。

駐車場にひっそりと残っている
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