小馬鹿にしてくる夫に怒ると「冗談が通じない」って...私が悪いの? 悩める女性に自己防衛おじさんが提案する「言葉のプロレス」
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回のお悩みは、北海道在住のUさん(40代女性)からの投稿だ。
夫がなにかと彼女を小馬鹿にしてきて、やめてほしいと頼んでも、聞いてくれない。そんな夫の言動が原因で、夫婦喧嘩が絶えないそうだ。
きっと夫が変わることは、ないだろう――。子供も独立し、この先の人生を考え始めたUさんに、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろうか。
読者のお悩み
子供が独立し、夫婦2人暮らしになり2年になろうとしています。
夫はいつも妻の私をどこか小馬鹿にしてくるのですが、私はからかうのもからかわれるのも、嫌。
だから、夫の言動によりことあるごとに喧嘩になります。
夫に言われたことで私が不機嫌になると、「冗談が通じない」と言われます。
たしかに私はあまり冗談が通じる性格ではなく、夫に言われる言葉をそのまま受け止めてしまいます。冗談が通じない器の小さい自分が悪いのかと悩む時もあります。
でも私はそういう人間であり、なぜ夫の態度を我慢しなければならないのかとわからなくなります。
褒めてくれなくてもいいから、ばかにしないでほしいと何度言っても、夫はやめません。
わかってはいるのです。私達夫婦は価値観が合わないのだと。
この先このまま一緒にいても変わることはないでしょう。自分の人生これでいいのかと悩んでいます。
Uさん(40代女性・北海道在住)
「言葉のプロレス」を楽しんでみる
自己防衛おじさんの回答
癖(へき)は治らない――。この一言に尽きます。
性癖や口癖などという名のその人の「習慣」は、DNAレベルで組み込まれているであろう先天的な要因と、育ってきた家庭環境の後天的な要因で出来上がる、と私は個人的に解釈しています。
そのため夫婦とはいえ、もともと他人だったあなたが相手の「癖」を変えることはほぼ不可能です。
それを踏まえて、相手からの悪意の無い冗談を真に受けてしまうあなたには「言葉のプロレス」を楽しんでみることをお勧めします。
基本的に全ては「お約束」のプロレス同様、相手から何を言われても、ご自身で決めた「お決まりの言葉」で言い返してみるのです。
ラリーを繰り返すうちに相手があなたへのからかいを止めるかもしれません。
そして独りの時間を増やして自分の居場所を確保し、相手と顔を合わせない様にすることも必要でしょう。
しかしいずれにしても、相手の冗談を真に受けない様に聞き流す努力も必要ですが、基本的に合わない人とは分かり合えないので努力もなかなか実りづらいのが現実です。
諦めて受け流し言葉のプロレスを楽しんでみるか、そもそも相手にしない様に物理的に距離を取るかの選択はあなたに委ねられています。
相手を変える事よりも自分の応対を変えながら自己防衛。
どうしたら不快にならない様に日常を送れるかを、一進一退日々模索しながら過ごしていく事が一番現実的かもしれません。
それでも難しいのであれば別居するなど距離を取って、自己防衛。
離れる事で見えてくるあなたの存在価値と大切さを、相手に見せつけることが根本的な解決になるかもしれません。
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