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あの時はありがとう
旅先いい話

「バスを降りようと財布を開くと、入っていたのは商品券だけ。恥を忍んで他の乗客に声をかけたら...」(福岡県・50代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.12.18 06:00
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小銭を渡してくれる人もいて...

私の必死の表情に、乗客の皆さんは驚いた様子でした。それでも皆さんはお財布を取り出して探してくださり、「あら、1000円分はないわ」などと声があがりました。

やがて、その中のお一人が「あったよ」と申し出てくれて現金に換えてくださいました。

千円札と商品券を交換してくれた(画像はイメージ)
千円札と商品券を交換してくれた(画像はイメージ)

その後も、

「商品券はいらないから使って」

と小銭を持たせてくださった方までいらっしゃいました。さすがに「お気持ちだけ頂きます。有難うございます」と辞退しましたが、とにかくあまりに親切な方ばかりで私は泣きそうになりました。

今でもあの時の御恩は忘れられません。本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

自分で思っていたほど現金を持っていなかった――そんな状況は「あるある」かもしれない。しかしそれが後払いのバスの中となると、結構肝が冷える状況だ。

そんな彼女を助けてくれようとした乗客たちのように、皆さんにもピンチの時に快く手を貸してくれた人はいるだろうか。

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