地元のファミレス といえばどこ? →全国的には「ガスト」が人気だけど...九州民「ジョイフルでしょ」
家族や友達、誰と食事をするときでも便利なファミリーレストラン。お手頃価格で幅広いメニューから、気分に合わせて好きなものを選べるファミレスは、いくつになってもワクワクする場所でもある。
全国にはガスト、デニーズ、ジョナサン、サイゼリヤ、ココス、バーミヤン、ジョイフル...などさまざまなファミレスチェーンが存在しているが、そんな中、改めて
「ファミレスといえば、どこ?」
と聞かれたら、皆さんはなんと答えるだろうか。
ネットで調べてみると、ファミレスチェーンの本社が地元にある、という理由でそのチェーンに親しみを持っているという人もいる様子。もしかしたら、好みのファミレスにも地域差があるのかもしれない。そこでJタウンネットは2019年6月19日から20年10月29日まで
「地元のファミレスといえば、どこ?」
をテーマにアンケート調査を行った。投票総数は1058票。果たして、その結果は――。
1位はガスト でも九州では...
用意したのは、「ガスト」「サイゼリヤ」「ジョナサン」「デニーズ」「ココス 」「ジョイフル」「バーミヤン」「ロイヤルホスト」「びっくりドンキー」「ビッグボーイ」「ジョリーパスタ」「その他」の12の選択肢。
全体の結果では、1位が「ガスト」(28.8%、305票)、2位は「ジョイフル」(18.1%、192票)、3位は「ココス」(9.5%、101票)。
これに「デニーズ」(7.3%、77票)、「サイゼリヤ」(7.1%、75票)、「ロイヤルホスト」(5.9%、62票)、「びっくりドンキー」(5.4%、57票)、「ジョナサン」(3.5%、37票)、「バーミヤン」(2%、21票)、「ビックボーイ」(1.7%、18人)、「ジョリーパスタ」(1.2%、13票)の順で続く。「その他」と答えた人も9.5%(100票)いた。
では、この結果に地域性は出ているのだろうか。
各都道府県で1位に輝いたチェーンで地図を塗り分けたのが、こちらだ。
ご覧の通り、多くの地域で選ばれているのがすかいらーくグループ(本社・東京都武蔵野市)が運営する「ガスト」だ。全国に1341店舗(20年9月30日現在)も出店しているだけあり、東北から中国・四国まで、19地域で1位に選ばれている。
全体で2位だった「ジョイフル」は、本社が大分市にあるためか、支持している人は九州と中国地方に偏っている。
その内訳を見ると、中国地方では鳥取県で66.8%、岡山県で53.8%、山口県で100%。九州地方では、福岡県で47.8%、佐賀県で66.7%、熊本県で80%、大分県で100%、宮崎県で100%、鹿児島県で100%が「ジョイフル」を選択。
特に九州では3県で回答者全員が「ジョイフル」と答えるほど、圧倒的な支持を得ていることが分かった。
また、北海道札幌市に本社を構える「びっくりドンキー」は、83.3%の支持を集めて地元で見事1位の座を獲得。なお、奈良県でも50%の支持を集め、1位となっている。
全体で5位だった「サイゼリヤ」は千葉県でのみ1位(36.8%)を獲得。実は、現在の本社があるのはお隣の埼玉県なのだが、創業の地は千葉県市川市。
第一号店はすでに閉店しているが、店舗があった場所は「サイゼリヤ1号店教育記念館」として、当時の状態のまま保存されている。本社が埼玉に移動したのは97年のことだが、30年以上たった今でも、千葉県民にとっては「サイゼリヤは千葉のもの」という思いがあるのかもしれない。
なお、埼玉県でのサイゼリヤの支持率は26.1%で、ガストについで2位。
やはり、縁の深いファミレスは、指示を集めやすいのだろうか?
皆さんの好きなファミレスは何位だっただろうか。この結果が今後のファミレス選びの参考になれば嬉しい。
(2022年2月14日19時50分編集部追記:本文を修正しました)