多摩川の河川敷で目撃された「怪物」 その正体は...
台風19号の爪痕?
投稿者が近づいてみた「怪物」の正体がこちらだ。

よかった、怪物ではない。水位計に絡みついた流木だった。
投稿したのはツイッターユーザーの鰐軍曹(@WANIGUNNSOU)さん。撮影場所は多摩川の河川敷で、流木の隣には鰐軍曹さんの友人が立っている。
高さは友人の身長の2、3倍ほどありそうで、下から見上げるとかなりの迫力だろう。空は厚い雲に覆われているが、怪物の見上げる先は割れ目が入っており、荘厳な雰囲気を醸し出している。
ツイッターではこの投稿に対し
、「なんだか 人類がいなくなった荒廃した世界で一人たたずむような絵に見える」
「現界した水神さまの抜け殻かもしれない...」
「見た瞬間に『怪獣のバラード』が頭の中で流れました」
といった声が寄せられている。
Jタウンネットは2月7日、投稿者の鰐軍曹さんに詳しい話を聞いた。
鰐軍曹さんは東京都日野市にある土方歳三資料館に行った際、近くを散歩していたところでこれを発見。発見した時の状況をこのように話す。
「遠くで見たときは我々の背丈くらいかと思っていたのですが、近づいてみると3~4メートルはあるかと思われるほど大きかったです。また絡みついた流木やゴミがとても禍々しい雰囲気を醸し出していたこともあり、異世界の怪物か何かを目の当たりにしたような言いようのない不気味さ、そして不思議な神々しさを感じました」
鰐軍曹さんは19年10月に台風19号が到来し、多摩川が氾濫した際にこれができたのではないかと推測する。
「黄色い水位計は鉄骨でできているにも関わらずひしゃげ傾いており、自然の持つ人知を超えた壮大な力を見せつけられた気分でした」(鰐軍曹さん)
台風の爪痕なのかは断定できないが、黄色いはしご部分の破損状態を見るに、相当大きな負荷がかかったことは間違いないだろう。