来世で生まれたい都道府県ランキングを調査 →各地の「地元愛」が証明される結果に
生まれ変わっても今居る場所に生まれたい?
最も多くの票を集めたのが、東京(785票)だ。2位の北海道と150票以上の差が付いているものの、得票率は全体の12.3%。圧倒的とは言い難い数字だ。
この後、神奈川、沖縄、福岡と大きな都市や観光地として人気な街を有する地域が続く。
6位以下の順位は以下の通り。すべての都道府県に20票以上が集まっているのが特徴的だ。
この結果をまとめる過程で、ある傾向に気づいた。
Jタウンネットのアンケートでは、どの都道府県から投票があったのかがわかるのだが、「生まれたい都道府県」に自分の所在地を選択している読者が非常に多いのだ。
つまり、生まれ変わっても今居る場所に生まれ育ちたい、と考えている人が多いということになる。
都道府県ごとの結果を見てみると、38もの地域で地元が1位に。「密かに憧れている出身地」を調べるために始めた調査だったが、大多数が地元を愛していた、という大変心温まる結果となった。
地元への投票率を調べると、北海道(56.4%)、佐賀(55.6%)、沖縄(51%)がトップ3で、半数以上の投票者が地元に投票したのはこの3地域のみ。
ちなみに、ワースト3は鳥取(9.7%)、福島(7.7%)、徳島(7.7%)。10%を下回ったのはこの3県だけだった。
こちらが、地元が1位になった地域を着色した地図だ。
地元が1位にならなかったのは、秋田、千葉、山梨、福島、鳥取、島根、徳島、熊本、大分の9県。秋田では神奈川、千葉・山梨では東京への投票が最も多く、地元はそれに次いで2位。残りの6県では地元は3位以下になった。
鳥取・島根・大分では1位岡山、2位東京、3位が地元(大分では福島が同率3位)。
福島では、1位岡山、2位東京・神奈川(同率)、4位福島。
熊本では、1位福岡、2位東京・岡山(同率)、4位熊本。
徳島では、1位岡山で、2位京都・兵庫・香川(同率)、5位が東京、神奈川、静岡、徳島、熊本(同率)。
とにかく岡山の存在感が目立つ。鳥取、島根、徳島は岡山の近隣なので分からなくもないが、福島、大分、熊本で岡山が人気なのはなぜなのだろう...?
岡山の魅力に改めて迫ってみる必要があるかもしれない。