大量ティッシュ=「札幌の風物詩」? 地元民にしか意味が分からない写真が話題
こんなに大量のポケットティッシュ、どうしたの...?そう問いかけたくなるような写真が、ツイッターで話題になっている。
街頭で配られているポケットティッシュを集めたのだろうか...。それにしては全て同じデザインなのが気になるところだ。
投稿したのはツイッターユーザーのJUN(@jun_01_reさん)。ツイートには、
「札幌住みの人だったら昨日僕の身に何が起こったのか理解できるはず」
との一文が添えられている。
札幌市民なら分かるティッシュの正体は、JRタワー(札幌市)で開催中の「抽選会の参加賞」。毎年この時期になると3000円(税込)買うごとに抽選券が1枚もらえ、くじが引ける。その抽選の参加賞が、このティッシュなのだ。
JUNさんはその日、ギターと服を購入。大量のティッシュを入手した経緯について、
「ギターが高かったので抽選券は計44枚になり、うち41個がティッシュ、残り3個で200円分のショッピングチケットが3つ当たりました」
と話している。
「JRタワーの抽選会=ティッシュを補充しに行くこと」
札幌民にとっては毎年恒例のこのイベント、参加賞のティッシュが溜まっていく現象は他の家庭でも見られるようで、
「このティッシュ使ってる人見たら(あぁ、あなたも...)ってなる札幌の風物詩」
「JRタワーの抽選会=ティッシュを補充しに行くこと」
「クリスマス後の札幌市民 JRタワーの抽選の参加賞で貰ったティッシュを持ち歩く」
といった声がツイッターであがっている。なかなか目立つデザインのため一目で抽選に落ちたことが分かってしまう。中には「1年間はポケットティッシュ買わないで済む」という人もいるほどだ。
JRタワーのリリースによれば、くじは抽選券のほか、500円(税込)買うともらえる補助券を6枚集めることで引くことができる。今年の抽選期間は2019年11月23日~12月25日だ。
また、気になる賞品の1等は「選べる6コース!ANAで行く!海外&国内旅行」で、当選者数はペア10組。このほかショッピングチケットやJRタワー展望室の招待券などが賞品に並んでいる。
賞品は用意されているはずなのに、もはやティッシュをもらうイベントになってしまっているこの抽選会。いったいいつからやっているのだろうか。Jタウンネットは12月10日、JRタワーを経営する札幌駅総合開発の営業企画担当に取材を試みたが、
「大変恐縮ではございますが『クリスマス抽選会』についての回答につきましては、控えさせて頂いております」
とお断りされてしまった。
何となく札幌市民としての仲間意識も芽生えてきそうなJRタワーのティッシュ。札幌に行った際は記念に1つ欲しいところだ。