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タピオカブーム「理解できない」年配の皆様へ このポスターを見ても、同じことが言えますか?

笹木 萌

笹木 萌

2019.07.03 06:00
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右を見ても左を見てもタピオカ一色といったこのご時世。かくいう筆者もあるコンビニのタピオカドリンクにはまり、ブームに飲み込まれている。

その一方で、タピオカ店にわざわざ並ぶ人々の行列を見ると、「なんでタピオカってこんなに流行ってるんだ?」と思うことがある。その答えをいとも簡単に表現してみせたのが、阪急三番街に掲示されているこの広告だ。

納得せざるを得ない(画像は阪急阪神ビルマネジメント提供)
納得せざるを得ない(画像は阪急阪神ビルマネジメント提供)

「甘いものパワー、今も昔も最強かも。」

そんなキャッチフレーズとともに、昔懐かしい「クリームソーダ」と今をときめく「タピオカドリンク」の画像を半分ずつ合わせている。流行の時代は違えど、どちらも見た目だけでも十分楽しめる「理想」の飲み物だ。この広告に対し、ツイッターでは、

「『タピオカなんで流行ってるの?』とか言い始めた途端に自分の中の何かが失われたことに気付く。意味なんて無いよ。楽しくて可愛くて美味しいからヤバイんだもんな」
「クリームソーダにタピオカ入れたら最強になるんじゃないかなと思いました」

といった声が寄せられている。

タピオカがなぜこんなに流行るのか、思わず納得してしまうこの広告。阪急三番街を運営・管理する阪急阪神ビルマネジメントにその意図を聞いた。

女性のパンツスタイルのバージョンも

広告のクリームソーダには「1969」、タピオカドリンクには「2019」と記載されている。阪急阪神ビルマネジメントの販売促進部担当者によれば、阪急三番街が今年でオープン50周年を迎えるため、

「50年前に流行っていたものと、50年後に流行っているものを合わせました」

ということだった。広告はGW明けから掲示されていたが、7月3日に別のポスターに貼り換えられた。再掲載の予定はないという。広告に使用されているドリンクは撮影用で、三番街にタピオカ店は存在するが、クリームソーダを出している店があるかは「わからない」そうだ。

50周年にかこつけた広告は、これとは別にもう1パターンある。

こちらもグッとくるものがある
こちらもグッとくるものがある

こちらのキャッチコピーは、

「流行は変わっても、おしゃれゴコロって不滅。」

50年前と現在の、女性のパンツスタイルと靴にフォーカスを当てている。2パターンの広告について、担当者は、

「三番街は飲食がたくさんありますし、物販も半々くらいあるので、飲食バージョンと物販バージョンを作りました」

と話している。

(7月3日11時追記)
阪急阪神ビルマネジメント販売促進部の担当者から、取材回答の訂正があったため、 本文の一部を修正しました。

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