タピオカブーム「理解できない」年配の皆様へ このポスターを見ても、同じことが言えますか?
右を見ても左を見てもタピオカ一色といったこのご時世。かくいう筆者もあるコンビニのタピオカドリンクにはまり、ブームに飲み込まれている。
その一方で、タピオカ店にわざわざ並ぶ人々の行列を見ると、「なんでタピオカってこんなに流行ってるんだ?」と思うことがある。その答えをいとも簡単に表現してみせたのが、阪急三番街に掲示されているこの広告だ。
「甘いものパワー、今も昔も最強かも。」
そんなキャッチフレーズとともに、昔懐かしい「クリームソーダ」と今をときめく「タピオカドリンク」の画像を半分ずつ合わせている。流行の時代は違えど、どちらも見た目だけでも十分楽しめる「理想」の飲み物だ。この広告に対し、ツイッターでは、
「『タピオカなんで流行ってるの?』とか言い始めた途端に自分の中の何かが失われたことに気付く。意味なんて無いよ。楽しくて可愛くて美味しいからヤバイんだもんな」
「クリームソーダにタピオカ入れたら最強になるんじゃないかなと思いました」
といった声が寄せられている。
タピオカがなぜこんなに流行るのか、思わず納得してしまうこの広告。阪急三番街を運営・管理する阪急阪神ビルマネジメントにその意図を聞いた。
女性のパンツスタイルのバージョンも
広告のクリームソーダには「1969」、タピオカドリンクには「2019」と記載されている。阪急阪神ビルマネジメントの販売促進部担当者によれば、阪急三番街が今年でオープン50周年を迎えるため、
「50年前に流行っていたものと、50年後に流行っているものを合わせました」
ということだった。広告はGW明けから掲示されていたが、7月3日に別のポスターに貼り換えられた。再掲載の予定はないという。広告に使用されているドリンクは撮影用で、三番街にタピオカ店は存在するが、クリームソーダを出している店があるかは「わからない」そうだ。
50周年にかこつけた広告は、これとは別にもう1パターンある。
こちらのキャッチコピーは、
「流行は変わっても、おしゃれゴコロって不滅。」
50年前と現在の、女性のパンツスタイルと靴にフォーカスを当てている。2パターンの広告について、担当者は、
「三番街は飲食がたくさんありますし、物販も半々くらいあるので、飲食バージョンと物販バージョンを作りました」
と話している。
(7月3日11時追記)
阪急阪神ビルマネジメント販売促進部の担当者から、取材回答の訂正があったため、
本文の一部を修正しました。