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うまいまずいの次元を超えた 最凶ドリンク「キムチ風ラムネ」、あまりの完成度に編集部撃沈

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.04.30 17:00
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企画したやつ、どついたるぞ!

大阪都島区のメーカー「ハタ鉱泉」が生産しているキムチ風ラムネ。この会社はお祭りなどでよく見かけるシャンデリアのラムネも生産しており、自社のオンラインショップでは「ラムネ生産量日本一!」を謳っている。

今回は少々、地ラムネとしては地域性が薄いが、ひとまず挑戦してみよう。

ボトル
ボトル

悠長に構えていた。この時、筆者を含めた編集部全員がこの後に起こる悲劇を予想していなかった。

異変に気付いたのは撮影していた筆者だ。いつものようにビー玉を中に押し込んだ。この時、少しだけしぶきが手についた。キワモノの場合、心の準備が必要な場合があるので、手についたら、それで香りを確かめる。

ところが、今回はそれが仇になった。「ニンニクの臭いがする」――否応にも汗が出てくる。とんでもないものを買ってきてしまったと徐々に恐怖感が出てくる。

グラスにそそぐ
グラスにそそぐ

グラスに入っていく赤の液体。これがイチゴ味の炭酸飲料ならば楽しみで仕方がないが、これは「キムチ風」だ。

先ほど手についたほんの少しだけのニンニクとキムチの臭いが見えない敵となり、編集部の鼻を襲っていく。

「異臭がする」
「この辺もヤバいっす」

申し訳ないが、これが筆者の仕事だ。仲間のクレームがあっても闘わなければならない。

液体の色は美しかった
液体の色は美しかった

シュワっと弾ける炭酸の泡と臭いが合わず、中々飲めない。震える手で30秒、なぜこんなことになってしまったのかを考えた。そしてS編集長が買ってきたからだと思いだした。

彼にも同じ目に遭わせてやろうと誓い、まずは筆者が先陣を切った。

誤解なきよう言いたいのが、豚キムチ炒めのような味は正しいと思う。しかし、それを炭酸と合わせることで強烈な刺激となり、精神を殴打する。

頭の中が混乱し、涙目になる。25歳、四半世紀でこれほど弱い自分が出てきたのは早々ない。

紙コップに少し多めのキムチ風ラムネ。購入者に渡した。

近くにいた姉妹サイトの記者も興味津々であったが、誰も飲まない。臭いだけで悶絶している。

この中で引けなくなったS編集長は男を見せて、飲んだ。

「ダメだ。鼻に残る...。マジでキムチの汁が炭酸になった感じ」

そう言い残して、すぐさまトイレに駆け込んだ。

今まで、筆者はキワモノでもなんでも作った方へのリスペクトを忘れないように全て飲み切った。でも、今回は無理そうだ。

不思議に思ったが、これを今まで1本飲み切った人はいるのだろうか。そして、企画した本人も飲み切れたのか。

もし企画した本人ですら飲み切れないのであれば、大変に罪深い。パーティーグッズとして向いているとも考えた。しかし、よほどテンションの高いイベントでないと難しいだろう。

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