ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

謎ブーム「水を吐くフグ」、陶芸家の手で急須になる その名も「お茶を吐くフグ」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.03.25 17:00
0

ネット上で大ブームとなっている「水を吐くフグ」が、陶芸家の手によって急須となった。

見る人が見ればあのフグだとすぐ分かる。枯山水(@Karesansui_CW)さんのツイートより
見る人が見ればあのフグだとすぐ分かる。枯山水(@Karesansui_CW)さんのツイートより

このユニークな急須を作ったのは、陶芸家の枯山水(@Karesansui_CW)さん。Jタウンネットが、さっそく話を聞いてみた。

急須の体型もフグ寄りに

「水を吐くフグ」ブームの発端は2019年3月10日。

東京新聞の「親子で学ぶぅ」のツイッターアカウントが、温泉水で養殖されているフグの写真を投稿したところ、丸く膨らんだフグが威勢よく水を吐き出しているユーモラスな様がたちまちネットユーザーに人気となった。

イラスト・アクセサリー・動画など至るところでこのフグをモチーフにした作品が生まれている。

枯山水さんが投稿したフグの急須は実はまだ完成前の状態で、作り始めてまだ2日目。陶土を整形した段階で、乾燥→焼成→自然乾燥という段階を経るため、完成は4月上旬になる予定だ。

水を吐くフグブームを受けての作品なので、通常の急須よりもフグらしく丸みを帯びた造形にしたのがポイント。ただし、リアルなフグに寄せすぎると使い勝手が悪くなってしまうのと、枯山水さん曰く「遊び半分」で作ったとのことなので、急須の丸い造形ももっと改善できたかもしれないと思っている。

「使いにくいぞコイツ」と枯山水さん自身もツイートしているように、芸術性と使いやすさのバランスを取ることが課題のようだ。

通常の急須と違い、フタまでフグ同様の丸く膨らんだ形になった(枯山水(@Karesansui_CW)さんのツイートより)
通常の急須と違い、フタまでフグ同様の丸く膨らんだ形になった(枯山水(@Karesansui_CW)さんのツイートより)

フグの口を模した注ぎ口も同様で、焼成してみないとどの程度注ぎやすいかどうかは分からない。いずれにせよ完成時の出来栄えを見てからとのことで、上手くいけば商品化できるかもしれないと考えている。

枯山水さんは普段食器や花瓶、鉢やペンダントなど日用品を制作しているが、時々ネットの流行をヒントにこうした遊び心を盛り込んだ作品を制作している。このセンスあふれるお茶を吐くフグの急須も完成して本当に「お茶を吐く」ようになったらどうなるか楽しみだ。

PAGETOP