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「もっと、もーっと!くまもっと。」熊本DCのキャッチコピーで、あのCMソングが話題に

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.09.21 11:00
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もっと、もーっと!くまもっと。――このフレーズで、お茶の間で耳にしたあるメロディーを連想する人は少なくないのではないだろうか。

これは、2019年7月から9月にかけて全国のJR6社と熊本県、熊本県観光連盟が展開する「熊本デスティネーションキャンペーン(熊本DC)」のキャッチコピー。同時に制定されたロゴマークにはくまモンもあしらわれていて、くまモンが熊本に来てほしい!と叫んでいるようだが......。

どこかで聴いたことがあるような?(「(公社)熊本県観光連盟」提供)
どこかで聴いたことがあるような?(「(公社)熊本県観光連盟」提供)

「タケモトピアノにしか聴こえない」

この熊本DCのキャッチコピーは2018年7月に発表されたが、ポスターなどを見かけた人々から、9月中旬ごろより「タケモトピアノのCMにしか聴こえなくなった」との声が続出した。

関西では長年放映されていておなじみのタケモトピアノのCM。もともと中毒性の高いメロディーと、「ピアノ売ってちょーだい!」のキャッチーなセリフで強烈な存在感を放つローカルCMである。CMの中に「もっと、もーっと、タケモット」というフレーズがあり、熊本DCとまさかのシンクロを起こすことに。

一体なぜこのフレーズに決まったのか、Jタウンネットでは9月19日に熊本県観光連盟に取材した。

完全に偶然です

熊本県観光連盟の熊本デスティネーションキャンペーン推進事務局の担当者によると、キャッチコピーがタケモトピアノのCMに似ているのは「全くの偶然」である。 正確には「五感、ひびく、観動旅、もっと、もーっと!くまもっと。」であるこのフレーズ、2016年の熊本地震からの復興を進める中で、「熊本の土地にあふれる感動をもっとアピールし、もっと多くの人に熊本を訪れていただきたい」というコンセプトが込められている。また、熊本PRの中で「くまもっと」という語を以前からも用いていたことも決め手になり、複数の候補の中から選ばれたということだった。

そしてタケモトピアノのCMについては、

「CMの存在を知っていましたが、キャッチコピー選定の際は特に意識していませんでした」

とのこと。

実はCMに出演している財津一郎さんが熊本県出身という奇妙な縁もあり、ネットではこのことも意識していたのではという推測もあったが、担当者によればこちらも全くの偶然だったそうだ。

熊本DCは2019年7月からの開催だが、それに先立って徐々に本キャンペーンの広告などを全国展開していく予定だという。

記者も関西に住んだことがあり、タケモトピアノのCMはよく覚えていた。すでにCMのあのメロディーでしか脳内で再生できなくなっており、街角でこのキャッチコピーを見かけるたびに思い出してしまうだろう。

ピアノもくまモンも、黒同士!?(Altonさん撮影、Wikipedia Commonsより)
ピアノもくまモンも、黒同士!?(Altonさん撮影、Wikipedia Commonsより)

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