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阿佐ヶ谷で50年! 地元に愛された本屋「書原」ついに閉店...今までありがとう

城戸 譲

城戸 譲

2017.02.23 06:00
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書原のある芝萬ビル(以下、2017年2月21日、Jタウンネット編集部撮影)
書原のある芝萬ビル(以下、2017年2月21日、Jタウンネット編集部撮影)

   東京・南阿佐ヶ谷の書店「書原(しょげん)」が、2017年2月19日に閉店した。杉並区役所から、青梅街道をはさんだ正面。地元住民のみならず、多くから惜しむ声がでている店の跡地を2月21日、Jタウンネット記者が訪れた。

「靴流通センター」の本社も入居

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   店頭の張り紙によると、書原阿佐ヶ谷店は1967年オープン。入居する「芝萬ビル」の竣工も同年で、今年で築50年を迎える。ボウリング場を経て、アニメ制作会社「マッドハウス」が居を構えたこともあり、アニメーターにも愛された書店だった。

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   この建物には、いまも「チヨダ」が本社を構えている。会社名だけ聞くと「?」となる人も多いだろうが、あの「東京靴流通センター」を運営する東証1部上場企業だ。階下には、阿佐ヶ谷店も入っている。青梅街道からは、階段をのぼって入店するのだが、チヨダ公式サイトによると、ここは「1階」らしい。なお、その奥にあった書原は「中1階」だという。

階段をのぼると「靴流」

階段をのぼると「靴流」

   ツイッターには、店をよく利用していた人々から、惜しむ声が出ている。

   2012年の特撮映画「巨神兵東京に現わる」では、このビルをモデルにしたと思われる建物が、巨神兵に破壊されている。杉並出身の記者は、「あっ、あのビルだ!」と驚きつつ、地元が映っている感動と、見慣れた景色が破壊される悲しさをないまぜにしながら、興奮した記憶がある。

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   建物の階数こそ違ったが、記者が「あそこだ!」と思った根拠は、灰色のビル壁面と、下層階の赤い看板(東京靴流通センター)、そして斜め前の歩道橋だった。なお歩道橋は、2013年に撤去済み。まもなくビルそのものも姿を消す。

半地下のミニストップも営業中

半地下のミニストップも営業中

   なお、阿佐ヶ谷店は閉店したが、つつじヶ丘店(東京都調布市)などの「書原」は、引き続き営業している。

すでに退去済のパチンコ屋には「Welcome! Again!」の看板が

すでに退去済のパチンコ屋には「Welcome! Again!」の看板が

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