ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
ふるさと納税
グルメ
地元の話題
地域差・ランキング
PR

【鳥取県・湯梨浜町】わたしが湯梨浜で暮らし続けていきたい理由

お知らせ

全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

知ってたら新潟県民?「さんずい+写」で何と読むか

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.07.31 17:16
0

新潟県民にしか使われない「謎の漢字」があるという。<「さんずい」+「写」>で表されるこの漢字、いったいどう読むか分かるだろうか。

town209723_pho01.jpg

実はこの漢字、新潟の「潟」の略字なのである。新潟県内ではメジャーな略字のようで、地元民が手書きで「潟」と書く際は略字を使うことも多いようだ。そのほか、店舗看板や道路標識などの公共物に使われている例もあるらしく、県内の様々な場面で見ることができるという。

しかし、なぜ新潟県民だけしかこの略字を使わないのだろうか。その理由をJタウンネット編集部が調べてみた。

新潟県民だけが使う「潟」の略字、その起源とは?

そもそも、この略字は新潟で生まれたものではないという。辞典や教科書の出版で知られる「三省堂」のウェブコラムによれば、正確には「新潟にだけ残った略字」だそうだ。

江戸時代、全国で刊行されていた辞書「節用集」に記載されるなど全国的にメジャーだったこの略字。しかし、明治時代に入り出版物の活版印刷が定着した際、販売用の活字一覧表には正しい「潟」の字しか記載されていなかったそうだ。そのため、全国に流通するすべての印刷物で「潟」が使われた。それに伴い、この略字は全国から徐々に姿を消していったという。

しかし全国で唯一、地名を書くために日常的に「潟」を使う新潟では、この略字が使われ続けたようだ。確かに、毎回「新潟県新潟市」と書かなければいけない新潟市民が、手間の少ない略字を使い続ける気持ちは分かる気がする。

このような歴史を持つ「潟」の略字だが、現在では手書きの機会が減ったこともあり、県民でも使わない人が増えているそうだ。

PAGETOP