外国人「えっ、新宿では象が『禁止』なの？」

画像投稿サイト・Flickr（フリッカー）に、こんな写真が投稿されていた。「新宿で見かけた象禁止のサイン（No elephants sign!, Shinkjuku）」という外国人撮影者のコメントが付いている。

クリーン新宿のサイン表示（Cory Doctorowさん撮影,Flickrより）

インドやタイならともかくも、東京の新宿に、まさか象で乗り込む人はいないだろう？　というわけで、これは「共和党支持者がトイレットペーパーを町にまき散らすのを禁止しているに違いない」という米国人のコメントが付いている。象は共和党のシンボルマークだからだ。もちろんジョークなのだが......。

外国人を困惑させている象のマークに、はたしてどんな意味があるのか？　日本人のあなたは正確にご存じだろうか。

新宿区では、空き缶のポイ捨てや路上喫煙を禁止する条例が、1997年に制定されている。とくに、新宿駅周辺の美化推進重点地区内で、びん・缶、たばこ、ガム、紙くずなどをポイ捨てすると、2万円以下の罰金が科せられるのだ。

「えーっ、罰金？　聞いてないよ」とは、けっして言えない。象のマークの下に注意書きが明示されているからだ。今まで知らなかった人、罰金を免れていた人も、今後は要注意。