岡山ローカル番組の震災移住者特集に大きな反響
意外と冷静な地元の声
この母子を含め、岡山は震災以来、過熱気味と見えるほど「自主避難」先として人気を集めている。自主避難うんぬんの話は置いておくとしても、首都圏に住んでいた人にとって岡山が住みやすいのは確かだろう。天候は温暖で自然災害にあう可能性は比較的低い。
今年11月には延床面積25万平方メートルの「イオンモール岡山」がオープンする。日本最大規模といわれる「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)とほぼ同じ。すごいのは広さだけではない。テナント集めは順調で東京や大阪とそん色ない商品が並ぶと噂される。
教育熱心な地域としても知られ、岡山県の江戸時代の私塾の数は日本一だった。市内には通信教育等で知られるベネッセコーポレーションの本社がある。
東日本大震災の発生以降、不安を抱いた人たちが情報交換しているうち、元々魅力的だった岡山に惹きつけられたということか。それでも母親が漏らしたように、生まれ育った場所が一番なのはみんな一緒なのだろうが。
番組を観た視聴者はツイッターに次のような投稿を寄せている。地元の方の意見が意外と冷静だ。
@KinositaKouta 何で岡山なんでしょうか?岡山県人として素朴な疑問です。私が思うに九州地方の方がいいと思うんですけど。
— Save the Ocean (@kunarusurf1185) May 26, 2014
@KinositaKouta @nomoretokyo @kunarusurf1185 「岡山は、南は四国山地に、北は中国山地に守られ、台風や大雪の影響が少なく、晴れる日が多い。また地震も少ない。そのため退任した気象庁職員で岡山に移り住む人は多い」という都市伝説的なものが元では?
— valvane (@valvane) May 27, 2014