日本全国には約3000点のタウン誌やフリーペーパーが存在する。大手メディアがフォローしきれないディープな情報を取材し、それを地元向けに発信している。
なかには創刊から40年近く経つ老舗媒体もあって、情報源として頼りにされているケースが少なくない。編集ツールのデジタル化に伴って、誌面のクオリティでも大手出版社の雑誌と肩を並べるようになっている。
地方の魅力を発信するメディアが近年増えている。Jタウンネットもその1つだが、地域情報誌や観光情報誌は偉大な先輩だ。出版不況下で生き残る紙媒体は、地域に密着する彼らかもしれない。