試合前日でも「お米じゃなくてパスタ」 長谷川唯が海外生活で身につけた“鈍感力”
「意識も大事ですけど、意外と“鈍感力”も大事」

サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の長谷川唯選手は、海外での食生活についてこう話す。
長谷川選手と清水梨紗選手は現在、海外を拠点にプレーしている。日本と同じような食事をしたくても、遠征先などでは思い通りにならないこともある。
長谷川選手によると、試合前日でも「お米じゃなくてパスタになっちゃう」ことがあるという。では、食事やコンディションに気を配るトップアスリートは、そうした環境とどう付き合っているのか。日清オイリオが公開した対談動画で、2人が海外での食生活について語った。
「仕方ないな」と割り切る
長谷川選手は海外で生活する中で、日本と同じようにはいかない場面を何度も経験してきた。
「日本でいくら気を使っていても海外ではできないこともあって。遠征先とかだと、試合の前日でもお米じゃなくてパスタになっちゃうとか」

だからといって、そこで神経質になりすぎるわけではない。
「意識も大事ですけど、意外と“鈍感力”も大事というか、『仕方ないな』って割り切るところも海外では必要だなってすごく感じます」隣で聞いていた清水選手は、自身について「適応能力だけはすごくあるかもしれないです」と話す。すると長谷川選手は「それがないんですよ(笑)」と返した。
環境を変えるのではなく、自分の受け止め方を変える。海外生活が長い2人らしいやりとりである。
「海外だと自分で作る方が美味しい」
遠征とは違い、普段の食事は自分たちで工夫できる。
現在は日本の調味料も現地で手に入りやすくなり、長谷川選手は自炊で「日本で食べているものと同じようなもの」を食べているという。
日本にいれば、おいしい店へ食べに行くという選択肢もある。一方、海外では事情が少し違うようだ。
「海外だと自分で作る方が美味しかったりするので、いい意味で頑張れる環境」
自炊は清水選手と一緒にすることもある。長谷川選手は、食生活について「ずっとやろうと思っていても行動に移すのが難しかった」と振り返る。その点でも、清水選手と一緒だったことが大きかった。
「1人より2人のほうが料理する時のモチベーションも高くて美味しい」

日本人選手を自宅に招く時には、2人が料理を担当するという。「そういう時は私たちが全力で作ります」といい、「美味しい」と食べてもらえると「頑張ってよかった」と思えるそうだ。
ケガをして変わった、清水梨紗の食事への考え方
清水選手には、食事を見直すきっかけがあった。
大きなケガを経験し、長い間サッカーができなかったことで、「まずサッカーできていることが幸せだよな」と考えるようになったという。
食事についても、以前とは向き合い方が変わった。
「無理はせずですけど、やっぱり怪我をして工夫はするようになった」
食事をもう一度見直したいと思っていた時期に、日清オイリオによる食生活のサポートが始まった。公認スポーツ栄養士・新生暁子氏からアドバイスを受けながら、日々の食事を考えるようになったという。
今シーズンは、まずケガをせず、シーズンを通してプレーすることを意識してきた清水選手。食事やリカバリーにも気を配り、「本当、食事のおかげもあるんじゃないかなって思います」と話した。
「油は摂りすぎたら良くない」と思っていた
食生活を学ぶ中で、2人の「油」に対する見方も変わった。
清水選手は、それまで「オイルは摂りすぎたら良くないのかな」という印象を持っていたという。

しかし、オイルの種類や特徴について知り、「油は悪いものじゃないな」と考えるようになった。その時に合わせて使うものを変える意識も生まれたという。

長谷川選手も「油の種類がたくさんあるのを知らなくて」と話す。MCTオイルやアマニオイルなどについて知り、「関わる前から知識量が全然変わった」と振り返った。
対談では長谷川選手が新生氏に「海外で不足しがちな栄養素はありますか?」と尋ねる場面もあった。
新生氏によると、2人から送られてくる食事の写真を見る限り、特に不足しているものは見当たらないという。一方で、朝食や練習後など、栄養を摂るタイミングについてアドバイスした。
食事には気を配る。でも、海外でどうにもならないことまで気にしすぎない。普段は自炊しながら、分からないことがあれば専門家に聞く。
長谷川選手が口にした「鈍感力」は、食事だけに限らず、環境の異なる海外でプレーを続けるために身につけた感覚なのかもしれない。
出典 日清オイリオ × トップアスリート 栄養サポート
https://www.nisshin-oillio.com/sports/athletes-soccer/