教えてもらえてなかったら、永遠にさまよっていたかもしれない......。 そんなことを考えてしまう〝注意書き〟が、X上で注目を集めている。 眠り猫への案内看板(画像はUT@UT_msy10さんの投稿より) 「眠り猫見当たんねぇな、通り過ぎたかな? と思ったらこれ」 2026年9月1日、XユーザーのUT(@UT_msy10)さんがそんな呟きと共に投稿したのは、日光東照宮の境内で見つけた注意書きだ。 内容は、敷地内にいくつか存在する国宝の1つ「眠り猫」の場所に関する案内なのだが......そこには驚きの事実が記されていた。 「眠猫をみつけられず、ここまで来てしまった人に案内です。 200段した入口に頭上にいますとの案内表示があります。 この場所で探してもいません。」見逃してしまう人が続出 UTさんが日光東照宮の境内で眠り猫に関する注意書きを見つけたのは、9月1日の午後3時半ごろのことだ。 その日、ツーリングがてら東照宮を訪問していたというUTさん。ひとまず順路に沿って境内を観光していたところ、眠り猫があるといわれる廻廊を発見した......のだが。 「『眠り猫こちら』という案内に従って漫然と進んでみるものの、一向に猫が見当たりません。とりあえず道なりに往き、汗だくで必死に長い階段の頂上まで登ってみたところ、件の看板を発見しました」(UTさん) なんてこった(画像はUT@UT_msy10さんの投稿より、再掲) 実はUTさんは子どもの頃に何回か眠り猫を観光した事があったのだが、その時のことをすっかり忘れて通り過ぎてしまったそうだ。 「見つけた時は『そういえばこんな感じだったな......』と思いました。思ったよりも小さいんですよね。よく見たらちゃんと案内の矢印看板もあるし、普通にしていたら見逃すはずは無いのに......恥ずかしくなって、ポストするための写真を撮ったらそそくさと退散しました」(UTさん) 気付いたら通り過ぎてる(画像はUT@UT_msy10さんの投稿より) しかも注意書きは一種類だけでなく、奥宮に掲示されている参拝の順番を示すものにも、しっかりと「眠猫は通り過ぎています」と書かれている。 わざわざこんなものを用意しているということは、UTさんのような人が他にも大勢いるのかもしれない。 記者は29日、看板設置の理由について日光東照宮スタッフに聞いたところ、こう説明された。 「奥宮の入口で眠り猫の看板を設置しているにもかかわらず、気が付かないまま奥宮まで登り『眠り猫はどこですか』という問い合わせが数多く寄せられるため」 やっぱり見逃してしまう人が多いようだ。スタッフ側の優しさと苦労が感じられる注意書きに、X上では5万2000件以上のいいね(29日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。 「なんて優しい張り紙なんだ」 「何回も同じこと聞かれてたんだろうなってのは伝わりますw」 「脳内には『ネコチャン!!!!!』しかなくなるから書いてあるのたすかる」 こうした反響について、同スタッフは 「Xで注目されることによって、眠り猫を見逃さないで拝観して頂けるようになればと思います」 とコメントしている。 読者の皆さんも、日光東照宮を訪れた時には、眠り猫を見逃したまま先に進んでしまわないように気を付けよう。