幼い息子あてに届いた、謎の届け物。差出人はなく、中に入っていたのは...(静岡県・60代女性)
その日、幼い息子あてに届いたのは、差出人のない荷物。
中には一通の手紙と、あるものが入っていた。
静岡県の60代女性・Nさんの体験談。
<Nさんからのおたより>
川遊びで忘れた浮き輪を送り返してくださった方にお礼を言いたいです。
20年前になりますが、子どもを連れ、家族で川遊びに安倍川の奥に行きました。
家に帰ってから、キャラクターの絵が描かれた息子の浮き輪を河原に忘れてきたことに気が付きました。
「住所と名前が書いてあったので」
1、2時間ある道のりなので息子に諦めようねと話した数日後、差出人のない届け物がありました。
息子宛の手紙と浮き輪が入ってました。
手紙は息子にも読めるようにひらがなで書かれていました。
「大切な浮き輪、おばさんが拾いました。住所と名前が書いてあったので送ります。この浮き輪でたくさん遊んでくださいね」といった内容でした。
差出人のない届け物に少し躊躇しましたが、ひらがなしか読めないだろうと気遣われて書かれた手書きの手紙に心が温まりました。
住所や名前がなく、お礼を言えてませんが、優しくされた思い出はいつまでも心を温かくしてくれます。
ひらがなで書かれた手紙は今でも大切に保管してあります。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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