「友達と遊んだ後、一人で歩いて家に帰る女子中学生の私。途中で見知らぬおじさんに傘を差しだされて」(東京都・50代女性)
東京都在住の50代女性・Nさんは中学校1年生の時、友達と遊んだ帰りに財布を落としてしまった。
そのため自宅に帰るための電車には乗れず、頑張って歩くことにしたのだが......。
<Nさんからのおたより>
中学一年生の頃のことです。
友達と遊んだあと、電車に乗って帰るために駅へ向かい、切符売り場へ着いた時に、お財布を落としたことに気付きました。
自宅は歩いて帰るには遠いけれど、とにかく家の方向へ歩くことにしたのですが......。
ずぶぬれで歩いていると
暫く歩いていると、雨が降って来ました。
傘を持っていなかったので、仕方なくずぶ濡れで歩きつづけます。
すると、会社のような建物から1人のおじさんが出てきて、傘を渡してくれました。
「お返しできないから...」と断ったけれど、「風邪をひくから持って行きなさい。返さなくて大丈夫だから」と。
お礼を言って傘を受け取り、なんとか1時間ちょっとで家に帰ってきました。
後日お返ししようと思っていましたが、何処をどうやって帰って来たのかわからずに、ずっと気にはなっていましたが、お返しできませんでした。
大人になり、車を運転するようになってから何処かからの帰りに通った道で「見覚えがあるなぁ」と思ったら、傘を受け取った通りでした。
あの時の通りだと気が付いて
「お礼を言いたい! 傘もお返ししたい!」と思いましたが、月日が経ってしまったのと、中学一年生の自分の記憶で詳しく建物を覚えておらず、何もできませんでした。
ただ40年近く経った今でも感謝の気持ちは持ち続けています。
あの時、傘をくれた方。ありがとうございました! おかげで風邪を引かずに済みました。
傘をお返しすることが出来なくてごめんなさい。
もしも逆の立場になるような場面に出会ったら、今度は傘を渡そうと思います。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
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