「ヘルプマークを付けて通勤電車に乗り込んだ私。優先席の前に行くと、タトゥーを入れた派手な女性が座っていて...」(千葉県・40代女性)
20代の派手な女性が優先席に
ある日の帰宅時、いつものように優先席前に立っていると、身なりの派手な20代の女性が座っていて、「どうせ譲ってもらえないだろうな」と思い周りを眺めながらぼんやりしていました。
すると、その女性がキビキビとした口調で「どうぞ」と声をかけてくれたのです。
躊躇のないその対応に、きっと周りへの気遣いに慣れている人なんだと思いました。
感謝の気持ちを込めて目を合わせると相手もしっかりと目を合わせてくれて、とても清々しく感じました。
頭を下げてお礼を言い、座席に座って改めて彼女をそっと見ると、腕にはタトゥーが入ってました。
私はタトゥーを入れた人が苦手なのですが、この時はタトゥーを入れた彼女がとても美しく感じました。
きっと容姿だけでなく心も健全だから、タトゥーが似合っているのかなと思いました。
彼女が降りていく際にもう一度そっと頭を下げましたが、気付かなかったかも。その見返りを求めない姿が更に美しかったです。あの時はありがとうございました。
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