八戸市が「新元号」フィーバーに沸く理由 「令和」の字、分解してみると...
2019.04.09 11:00
「こんなもの作ったから、マスターにプレゼント」
電話で答えてくれたのは、八戸市長横町のれんさ街で、洋酒喫茶「プリンス」を経営する、佐々木良蔵さんだ。
「あの額は、私の友人のデザイナーからもらったものです。彼はたまにしか来ないのですが、4月2日夜、久しぶりに店に現れて、『こんなもの作ったから、マスターにプレゼントするよ』と言って、置いて帰りました。新元号の発表が4月1日だったので、思いつくとすぐに作ったみたいですね」
それ以来、店に飾ってあるが、お客さんが喜んで写真に撮っていくそうだ。撮られた写真はSNSで徐々に拡散中だ。
店は1957年(昭和32年)、佐々木さんの奥さんのご両親が開業して以来、60年以上営業を続けている。「昭和レトロの雰囲気が残る店内のようですね」と聞くと、「そう、昭和32年開業当時からほとんど変わってないから」と、佐々木さん。
「お客さんはほとんど八戸周辺の方ですか」と聞くと、「いや、全国からいらっしゃいます」とのこと。「たねさし」「かぶしま」と名付けられたオリジナルカクテルが人気だ。