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マンホールDJに「フタ拓」まで! 奥深~い「マンホーラー」の世界とは

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.11.02 20:00
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マンホール趣味の発展に貢献

2018年11月3日に東京・滝野川会館で開催される「第10回マンホールナイト」。11年に始まったもので、マンホールについての講演を中心に写真コンテスト、グッズ販売も行われる。

講演は23区のマンホール総覧にはじまり、測量の蓋、撤去後保管された蓋の経緯と現状とファンの集いを通り越してマンホール学会とも言うべき内容だ。極めつけは魚拓ならぬマンホール蓋拓をとる男性の講演だ。

「ふたの東海道五十三次拓本」と題し、東海道53か所すべての宿場町にあるマンホール蓋の拓をとる。さらにこれらは全てカラーで拓がとられおり、現地に赴き型を写した後に実物とほぼ同じ色合いで色を付けていくのだという。あまりにレア取り組みのため、「東海道マンホールの図柄展」と題して展示会が行われたこともある。

これら貴重な話はパブリックビューイングとして北九州に届けられ、マンホール蓋拓の講演は北九州からの中継で行われる。

埼玉・行田市のマンホールの蓋だが、撮影したのは東京・千代田区の二番町ガーデン前。これが俗に「越境蓋」と呼ばれる(2018年3月28日記者撮影)
埼玉・行田市のマンホールの蓋だが、撮影したのは東京・千代田区の二番町ガーデン前。これが俗に「越境蓋」と呼ばれる(2018年3月28日記者撮影)

すでに10回目の開催だが過去にはどんな内容が行われてきたのか。マンホールナイトの公式サイトをたどった。

第1回目は05年に「路上の芸術」(新風社)という本を出版し、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)にも出演した垣下嘉徳さんの講演にはじまり、マンホール蓋の文字の「萌え」の研究成果発表などが行われた。また、マンホールの蓋関連書籍の販売や鉛筆マンホール拓本も実施されている。

以降はマンホールの蓋DJによる「下水道音頭」のプレイ、「東京23区のマンホール番号から位置を特定する研究」、「アニメに登場する架空の蓋と実在の蓋。その確認と検証」などがある。

また、デザインマンホール蓋と同様に「マンホールカード」になるコレクター品もあり、これについての講演もあった。

マンホール関連書籍の著書や研究を行う人の成果発表など内容が尽きない。10回目以降どこまで継続し、深化をしていくのか。最初は古書カフェからスタートしたが今では会館クラスを利用するまで拡大。もしかしたら幕張メッセや東京ビッグサイトなど大会場でマンホールについて語られる日が来るのかもしれない。

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