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雪の「モネの池」が岐阜に出現 白色に映えるエメラルドグリーンの水

野口 博之

野口 博之

2018.01.25 22:00
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岐阜県関市内の通称「モネの池」が、何時間見ても飽きないなどとして、幻想的な写真がツイッターに次々投稿されている。

一面の雪景色の中に、エメラルドグリーンの池が広がる。吹き付ける雪の中、ニシキゴイ1匹が寒さとは無縁のように悠々と泳いで......。

前日まで緑の木々に囲まれた池が一変して

モネの池のそばにある園芸店「フラワーパーク板取」のホームページには、2018年1月24日、こんな写真がアップされた。店では、ホームページ上のブログ「モネの池」で毎日池の様子を紹介しており、前日まで緑の木々に囲まれた池が一変したのが分かる。「最強寒波」の影響で、パウダースノーが積もっているそうだ。

雪が降り始めた24日のモネの池(写真は、フラワーパーク板取提供)
雪が降り始めた24日のモネの池(写真は、フラワーパーク板取提供)

25日は雪も止んでこんなにきれいに(写真は、フラワーパーク板取提供)
25日は雪も止んでこんなにきれいに(写真は、フラワーパーク板取提供)

モネの池は、2015年夏ごろに、仏印象派の画家モネの描いた名画「睡蓮」の絵に似ていると話題になり、人気に火が点いた。観光バスも寄るようになり、地元紙の報道によると、16年度は訪れる人が21万人にも達したという。

フェイスブックページ「関市移住情報ナビ」から(写真は、関市市民協働課提供)
フェイスブックページ「関市移住情報ナビ」から(写真は、関市市民協働課提供)

もともとは、1980年ごろに地元自治会が灌漑用などに整備し、住民が睡蓮などを植えたり、飼えなくなったコイを放流したりしていた。池は、長細い形をしており、面積は約400平方メートル、水深は約1メートル。人気を受けて、市が「名もなき池」と名付けたが、ネット上などでは「モネの池」として親しまれている。

市の観光交流課にJタウンネットが18年1月24日に聞いたところでは、モネの池は、白い睡蓮の花が可憐に咲く7、8月がきれいで人気がある。また、紅葉や雪景色になる時期も、夏とは感じが違って見どころがあるそうだ。

ツイッター上では、1月に入ってもモネの池の幻想的な写真が次々に投稿され、感激の声が寄せられている。

湧き水が流れ、年間を通じ14度に保たれる

モネの池は、山からの湧き水が常に流れており、年間を通じて14度に保たれ、青く透き通って見えるのが特徴だ。「インスタ映え」すると人気が出ており、関市も17年11月、「せき遺産(関市地域観光遺産)」に認定した。

ただ、曇っていると地味な池に見えたり、雨が降ると濁ったりするため、見に行くタイミングが大事なようだ。

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