「東京都の中心」は国分寺にあった! どんな場所か行ってみると...
「東京都の中心」といったらどこを思い浮かべるだろうか。都庁?東京駅?皇居?国会議事堂?日本橋?渋谷スクランブル交差点?東京タワー?スカイツリー?――それらしきスポットを数えるとキリがないが、はっきり申し上げよう。どれも違います!!!
ずばり、東京都の中心は「国分寺」にある。一体どんなところなのだろう。
日本数学検定協会が制定
それではご覧いただこう。ここが「東京都の中心」である。
都立国分寺高校の近く、住宅街の真ん中にある。JR国立駅から徒歩30分弱、またはバスで5分ほどの「富士本三丁目」駅から徒歩約3分の場所だ。
その名も「富士本90度公園」。変わった名前だがこれが正式名称で、公園内の看板にもその名が刻まれている。名前の由来については書いていなかったが、昔90度まであがるブランコがあったとか、公園がL字だから...など諸説あるようだ。
小さな公園には、犬型の遊具と小さな砂場、健康器具が3つあるだけ。「世界三大がっかり」のように、「東京都三大がっかり」があればノミネートされてもおかしくないだろう。「東京都の中心」を名乗るにはいささか寂しいような気がするが、ちゃんとそれを証明する看板が設置されている。
看板をには、「東京都の中心(重心)」とある。
「東京都の重心の位置を実験的に求めた結果、国分寺市富士本3丁目に位置することが分かりました。(ただし、重心の図形的な意味を重視したため、東京都の島嶼部は除きました)」
2005年に日本数学検定協会が定めた権威ある称号だ。理論的にはここを支点として、やじろべえができるということになる。
今まで国分寺を田舎だとバカにしていた皆さん、これでお分かりいただけただろうか。東京都の中心は国分寺なのだ。大事なことなのでもう一度言う、東京都の中心は国分寺だ!