自販機まで使えないなんて...サミット警戒、都内主要駅で販売中止相次ぐ
伊勢志摩サミットの開催を受け、東京でもその影響がみられるようになった。駅ではコインロッカーが使えなくなり、構内と街中では多数の警察官がパトロールをしているなど、何かと物々しい雰囲気だ。そんな中、駅内部では自動販売機までもが使用できなくなった。
のどが渇いた際は売店へ
何か危険なものを仕掛けられるかもしれないコインロッカーやゴミ箱の封鎖は当然の流れだが、自動販売機までも使用できなくなるのは意外だ。どのような状態なのかを調べるため、編集部員から自販機封鎖の報告があった四ツ谷駅へ向かった。
実際に訪れてみると、自動販売機と隣接するダストボックスのどちらもテープでふさがれた。構内の警備の人数も普段以上に多く、サミット開催に向けての警戒の徹底ぶりがうかがえる。
貼り紙によると、封鎖される期間は5月25日から27日までの3日間となっていた。
次に向かった東京駅のホームの自動販売機にも同様の処置がとられていたが、こちらは23日から使用が禁じられているようだった。日本の玄関たる駅のため、念を入れているのだろう。
これらの自動販売機の停止について東京メトロの広報担当者に問い合わせたところ、
「現在はサミット対応の一環として、主要駅、ターミナル駅では自販機とその横の容器入れを含む設備を使用不可にしています。」
と語った。すべての駅で使用できないということはないだろうが、複数の路線が入っている駅などはまず使えないと考えてもよさそうだ。
貼り紙の通り27日までは多少の不便が続くが、その後は普段通り使えるようになる。駅内部の売店などは通常通り運営しているため、飲み物はそちらで購入できる。ただ、ゴミ箱も封鎖されているため、容器は自分で持ち歩く必要があることを忘れずに。