北九州発！どう見てもボルトとナットな「ネジチョコ」大人気...開発者「本当に回せるよう細部までこだわった」

くるくる回して締めて遊べるチョコ

冒頭のツイートで紹介されているのは、福岡県北九州市の菓子店「グランダジュール」から販売されている「ネジチョコ」という商品で、開発されたばかりの新製品だ。2月3日発売されて以来、爆発的に売れ始め、品切れ状態が続いている。

企画開発を行った吉武太志（よしたけ・ふとし）さんが、電話で話してくれた。吉武さんは菓子店「グランダジュール」の親会社「ＯＡセンター」の社長、北九州市内で通信機器販売業を展開している。

「そもそものきっかけは、昨年、市内にある官営八幡製鉄所の関連施設が世界遺産に登録されたことでした。早速見学に行ってみたのですが、お土産の種類が少ないことが気になりました。何か北九州らしいお土産ができないか、そう考えたわけです」と、吉武さんは語る。

「昔から製鉄所があり、鉄の街というイメージが強かったので、何か鉄をモチーフにしたお土産を創りたかった。いろいろ試行錯誤を繰り返した結果、ボルトとナットにたどり着きました」と吉武さん。3Dプリンターを使って、できるだけリアルに再現したという。実際にくるくる回して、締めて遊べるように、細部までこだわった。

ココアパウダーをかけると、鉄のサビみたいに見えるということで、通常のチョコの他にココア入りも開発。ネーミングにもこだわって「ネジチョコ」に決めた。「ネジ」というレトロな響きが狙いだ。また「ネジチョコ1個入り」54円という価格にも、「けっして高価なものではない、ネジなのだ」というこだわりがあるとのこと。