栗原市のゆるキャラ「ほんにょ」がとてもモコモコ

先人の知恵から生まれた『ねじり　ほんにょ』

栗原市役所で話を聞いてみると、『ねじり　ほんにょ』は栗原市のPR担当主事の肩書を持つゆるキャラ。一般公募には、キャラクターデザイン778点、愛称には674件もの応募がありました。

『ねじり　ほんにょ』は、おひさまが好きでひなたぼっこが趣味、苦手なのは稲をついばむスズメです。

『ほんにょ』というのは、稲を刈り取って棒にかけたもののことを言い、栗原の山沿い地区は雨が降ったり止んだりと稲がなかなか乾かなかったことから、風通ししやすく早く乾くように稲をずらして干した様子がねじれていることから『ねじり ほんにょ』と言われています。

農産物直売所の専業農家の小山さんは、「現在はコンバインで刈り取り乾燥させるのが99％。今では見ることの少なくなったねじりほんにょを残していきたい」と毎年稲刈り体験やイベントを開催しています。

米どころ栗原の残していきたい象徴であり、子供たちにも昔の風景を伝えるきっかけになれば、と『ねじり ほんにょ』の活躍に期待しています。（ライター：Jessy）