2022年10月1日、一乗谷朝倉氏遺跡博物館がオープンします。
愛称は「あさみゅー」。
戦国時代、越前朝倉氏5代が約100年にわたって治めた城下町跡・一乗谷朝倉氏遺跡。
あさみゅーでは、この日本を代表する中世都市遺跡をたっぷり体感できるんです。
現代に残る「戦国時代」に出会える!
当時の人々の「暮らし」がわかる!
朝倉義景と「同じ目線」に立てる!
基本展示室には、
当時の文化や生活を今に伝える展示物が盛りだくさん。
たとえば、国の重要文化財に指定されている174枚の将棋の駒1は、朝倉館北側の濠から出土したものです。朝倉館に近侍する家臣たちが使っていたものと考えられていて、現代の将棋にはない「酔象」という駒も(※画像内の「酔象」はレプリカ)。
一乗谷では当主一族の館や山城から見つかる鬼瓦「石鬼」2は、福井市内の足羽山(あすわやま)で採掘される「笏谷石(しゃくだにいし)」製。
「金隠(きんかくし)」3は町屋の裏側にある石積みの施設で見つかった便器の一部。ただの木の切れ端に見えますが、これがあったことで、そこがトイレだったと分かりました。
躍動感あふれる金色の獅子は、国の重要文化財である「獅子目貫(ししめぬき)」4。刀身を柄に固定する目釘を隠すための刀装具で、毛の一本一本や目玉がしっかりと表現されています。
出土した戦国時代の遺構をそのまま展示
博物館をつくるため、建設予定地を調査した際に発見されたのが、この遺構。急遽、館の設計を変更してそのまま展示することになりました。
戦国時代、この場所は何だったのかは、まだ明らかではありません。多くの荷物を積み下ろしていた「船着き場」か、ぬかるんだ湿地の足場を固める「道路」か―。2つの仮説があって、角度を変えるとどちらにも見えてきます。
職人や商人たちが住んでいた城下町を、
30分の1スケールで再現
再現されているのは、博物館の南にある地区。谷を南北につらぬく幅約8メートルの幹線道路沿いに町屋が50軒以上並び、多種多様な職人や商人が住んでいたと考えられています。
城下町で暮らす人々がとてもリアルに作られていて、周辺に設置されたタブレットでそれぞれの職業を詳しく見ることもできます。
自分もミニチュアになってジオラマの中を歩いている気分になれる、まるでストリートビューのような映像「一乗谷ジオラマビューイング 探訪!戦国城下町」も必見です。
朝倉義景が暮らした「朝倉館」の一部を
原寸大で再現
博物館から歩いて30分ほどの場所に残る「朝倉館跡」は、5代当主・朝倉義景の住まいであり、政治の中核施設であり、都からの客人をもてなすために使われていたとされます。
博物館2階では、その中の中庭、会所、小座敷など、おもてなしに使われた空間を再現。
中庭の花壇には越前和紙で作られた造花が咲き誇り、香炉や燭台、掛け軸などの小物も。まるで当時の館がそのまま在るようです。
義景や、会所に招かれた足利義昭(のちの室町将軍)も同じ景色を見たのかも?
〒910-2151 福井市安波賀中島町8-10
電車:
JR福井駅(越美北線)→(電車で約20分)一乗谷駅下車 徒歩3分
バス:
京福バス福井駅前乗り場⑤(62東郷線)→バス25分→「朝倉博物館前」下車
自動車:
北陸自動車道福井IC→国道158号線(ICから車10分)
東海北陸自動車道白鳥西IC→国道158号線(ICから車60分)
常設展観覧料 | 一般 | 高校生 | 小中学生 | 70歳以上 |
---|---|---|---|---|
個人 | 700円 | 400円 | 200円 | 350円 |
団体 | 560円 | 320円 | 160円 | 280円 |
年間パスポート | 1,800円 | 1,000円 | 500円 | 900円 |
※特別展の観覧料は別に定めます
来館者アンケートにお答えいただいた方(先着300名対象)には、ココでしかもらえないオリジナルマスキングテープ(非売品)を進呈。豪華賞品が当たるくじ引きチャンスも!
ご希望の方は一乗谷朝倉氏遺跡博物館来場時に、受付でこのサイトをご提示ください。
アンケート用紙が配布されますので、ご記入いただいた後でスタッフに渡し、マスキングテープと交換してください。
※ 受付には「あさみゅー開館おめでとうキャンペーン」のパネルを設置しております。
※ ページのスクリーンショットやプリントアウトのご提示でもご参加いただけます。
越前朝倉氏の初代当主・朝倉孝景と最後の当主・朝倉義景、ふたりが「ふ」「く」「い」とつぶやきます。
※ 朝倉氏の菩提寺・心月寺所蔵の肖像画ベース
豪華賞品が当たるくじ引きも実施します。
(1等)朝倉氏家紋コースター(30名)
(特賞)若狭牛すき焼き用(3名、賞品は後日送付)
実施時期:2022年10月1日~(マスキングテープがなくなり次第終了)
※ ご家族、ご友人同士、ツアーなど複数人でご来館の場合も、お一人ずつの対応になります。