東工大の1限目には兵庫県からでも間に合うらしい 所属学生が作った地図に反響「実家から通えるやん」
「東工大の一限に間に合う範囲の地図を作ってみました」
あるツイッターユーザーによるこんな投稿が話題になっている。
東工大とは、東京都目黒区にある東京工業大学のこと。そこで行われる一限の講義に、当日の朝に鉄道を利用して向かう場合、どこからなら間に合うのか。その範囲を示したマップを作ったというのだ。
それがこちら。赤い実線となっている路線の沿線であれば、一限開始10分前の8時40分までに、東工大・大岡山キャンパスの最寄り駅・大岡山に到着できるという。
マップには赤い実線のほか、沿線の端の駅と出発時刻が記載されている。
中には点線が混じっている箇所もあるが、その区間は一限に遅刻してしまう。新幹線が止まらない駅などが、ここに当てはまるのだろう。
こうしてみると、東工大の一限には意外と遠くからでも間に合うことがわかる。兵庫から東工大に通うこととも、理論上は不可能ではないのだ。
この地図はツイッターユーザーのいうん(@IUnS_252255)さんが2020年9月25日に投稿し、話題に。ほかのユーザーからは、
「この範囲の人は上京しなくてもいいことが判明しましたね」
「わい実家から通えるやん」
「4時に家出たら間に合う!!!」
「新幹線はやはり凄いですね」
「千葉県って奥地へ行ってしまうと意外と通い辛いものなのですね...」
といった声が寄せられている。
コメントにもあるように、千葉から1限を目指す場合、場所によっては三重や長野から向かうよりも早い時間に出発しなければならない。目的地までの距離と通いやすさは、必ずしも比例しないのだ。
中京・関西圏は拡大バージョンも
投稿者のいうんさんは、東工大に通う21歳の学生。Jタウンネットは9月29日、いうんさんにDMを通じて詳しい話を聞いた。
今回のマップでは大岡山駅への到着時間のリミットを一限開始の10分前に設定。いうんさんによれば、駅からキャンパスの正門前までは2分もかからず、10分あればほとんどの講義室に到着するという。
マップを作った理由は「何となく」とのこと。先ほどの投稿の後、中京圏と関西圏の拡大マップもツイートしている。
愛知と大阪の広い範囲では、当日朝の出発でも東工大の一限に間に合う様子。鉄道網が発達しているだけのことはある。実際にこの辺りから通っている人も、いたりするのだろうか...。
ちなみにいうんさんは兵庫の実家から、新幹線の始発に乗って東工大の一限に出席したことがあるとのこと。ほかのユーザーへのリプライで「始発やけん眠い眠い()」と感想を述べている。
いうんさんの投稿には「これ、8:30だったら関西が全部消え飛ぶという事実が面白すぎる。(のぞみの始発でギリギリ8:34着)」というコメントも見られた。
たしかに新大阪発の新幹線では、どんなに乗り換えをうまくやっても大岡山につくのは最も早い時間で8時34分。もし到着リミットが8時30分だったら、間に合わないということになる。この10分が、関西圏から通う東工大生(いるかわからないが)にとっては命取りなのだ。
いうんさん自身、中京・関西圏拡大ver.については「何の役に立つのか全く分かりません」とのこと。ツイッターで話題になったことに対しては、
「初めは、東工大生のツイッターやってる人達の間で、少しだけ話題になるだけだと思っていました。一般的に広がって驚くと共に嬉しさもあります」
としている。