近大が「息だけで」自分の考えを伝える技術!?
2013.11.22 15:25
[毎日放送 - ちちんぷいぷい] 近畿大学は「大学は基礎的な研究をするところ」というイメージを崩し、社会で実際に生かせる研究を多く行っています。数多くのユニークな研究で注目を浴びていますが、最近ではマグロの完全養殖に成功し、「近大マグロ」として提供しているレストランが人気です。
現在力を入れているのが「障がいのある方のためのコミュニケーションツール開発」。2013年11月7日の放送では、近畿大学生物理工学部が「息(呼吸)だけでパソコンのマウスを動かす装置」である「呼気マウス」を開発中と紹介されていました。
開発者は人間工学科の北山一郎准教授。息を強く吸えば右に、弱く吸えば左に、強く吐けば上に、弱く吐けば下にマウスが動き、一瞬息を吹けばクリックするという仕組みになっています。
今後は研究を続けて価格を下げ、2年後の実用化を目指しています。さらに呼気マウスでを動かす「介助ロボット」の研究も進められており、来年3月頃までの完成を目標に、現在プロジェクトが進められているそうです。