「ピンク撮っとり!」鳥取県が"色つき"のフォトコンテストを開催する意外な理由...

2016年4月28日 17:47

「砂丘」「ブラウン系」のイメージを変えたい

   それにしても鳥取県はなぜこのようなコンテストを始めるのか。それはズバリ「イメチェン」だ。

   16年2月、同県は「鳥取県に関するイメージ調査」を発表した。この調査は昨年12月22日から28日までの7日間、首都圏、中京圏、関西圏、中国・四国圏、九州圏の14都府県に居住する男女5400人を対象にインターネットを通じて実施された。

   「『鳥取県』と言われて連想されるもの」という設問で、得票率1位に輝いたのが「砂丘」で72.4%。以下、2位が「二十世紀梨」で4.6%、3位が「砂漠」で4.5%、4位が「砂」で1.3%と続く。また「鳥取県の色」という質問では、「ブラウン系」(38.0%)が1位、「イエロー系」(19.9%)が2位、「グレー系」(12.0%)が3位だった。そして「鳥取県に対するイメージ」という問いは、「地味」(19%)、「田舎」(18%)、「のんびり」(17%)がベスト3に入った。

   「鳥取には砂丘しかない」。こうしたイメージを少しでも変えたいのだろう、県を挙げてピンク色による地域活性化を図っている。智頭(ちず)町と兵庫県の上郡町とを結ぶ鉄道を運営する智頭急行の恋山形駅の構造物をピンク色に塗装したり、鳥取市のある企業が「華貴婦人のピンク華麗(カレー)」「ピンク醤油(しょうゆ) 華貴婦人」という食品を発売したり、鳥取市がピンク色の婚姻届を用意したりしている。さらに16年5月1日~8日には、第三セクターの若桜鉄道でピンク色のSLが走る予定だ。

   優しく、柔らかい印象を与えるピンク色。連想されるイメージもポジティブなものが多い。恋愛、華麗、幸福、ハート、春、艶やか、桜――。フォトコンテストを通じて「こうした要素にあふれた、魅力的な土地なんですよ」と、全国に発信する狙いがあるのかもしれない。

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