関ジャニ村上効果で郷土史マンガが売り切れ続出

2014年2月28日 20:01

広島県尾道市の啓文社が制作・販売している「まんが物語福山の歴史」は、郷土の歴史を漫画やイラストで分かりやすくまとめた本だ。地元を中心に細々と流通していた本だが、この本が一時とんでもない売れ行きになったことがある。

売れたきっかけは、2013年5月27日と6月3日にNHK総合で放送された「鶴瓶の家族に乾杯」。出演者の関ジャニ∞の村上信五さんが、同県福山市を訪れた際、景勝地として有名な鞆の浦で本を購入したことだった。

まんが物語福山の歴史(啓文社楽天ショップより)
まんが物語福山の歴史(啓文社楽天ショップより)

大阪府高槻市生まれの村上さんは、その芸能活動で「関西人」としてのキャラを前面に押し出している。ところが、彼の祖父は同市水呑町出身で、先祖は中世に名をはせた「村上水軍」の一族、因島村上家だった。戦国時代は瀬戸内海の制海権を握り、安芸の国人衆だった毛利家が中国地方の覇者となるうえで重要な役割を担った。意外な事実を知って驚いた視聴者も多かったに違いない。

番組で村上さんは、住民のほとんどが同姓という場所に赴き、地元の人と交流したり、村上庄屋、村上神社という名前のスポットに立ち寄ったりした。

そんな中で村上さんが手に取ったのが、「まんが物語福山の歴史」だ。元々は30年近く前に出版された本で、2011年10月、1冊に合冊され啓文社から再発売された。

価格は2300円とそこまで安いわけではなかったが、「ヒナちゃん(村上さんの愛称)が読んだ本を私も読みたい!」――というわけなのか、注文が相次ぎ、版元の啓文社がツイッターで、

「「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介された『まんが物語福山の歴史』は、放送後からご注文が相次ぎ、先ほど啓文社チェーン全在庫が完売いたしました。今後、重版予定も決まっていないためお取り寄せもできません。申し訳ございません。」

と謝罪する騒ぎに。

さて、こうしてこの本は市場から消えた――かと思いきや、その後なんと重版出来。現在では啓文社のショップページ楽天市場で入手可能だ。

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