オーストリア王室御用達のベーカリーが東京初出店！『ホーフベッカライ エーデッガー・タックス』9/5オープン

フランス菓子やパンのルーツのひとつが、オーストリアだというのは有名な話。マリー・アントワネットが、フランスに嫁ぐ際に、料理人や菓子を持ち込んだことは広く知られています。

オーストリアの老舗ベーカリー『ホーフベッカライ エーデッガー・タックス』が、商業施設『マーチエキュート神田万世橋』に世界初の支店をオープンしました。これは現地でも騒ぎになるほどのニュース。

なぜなら、『ホーフベッカライ エーデッガー・タックス』は、世界遺産の街・グラーツ最古のベーカリーで、14世紀にはすでに営業していたと言われてるほどの老舗。かの「ハプスブルク家」から王室御用達の称号を与えられたといいます。当時の皇帝や女王たちが食したパンや菓子など、ほとんどのレシピは当時のままというのも驚きです。

日本での展開にあたり、赤坂『ノイエス』の野澤孝彦シェフ（写真右）がレシピを再現。野澤シェフといえば、日本におけるウィーン菓子の第一人者。実は、3年ほど前に某百貨店で開催された【ウィーンフェア】をきっかけに交流が始まり、ロベルト・エーデッガー氏（写真中央）から指名されたそう。オーストリアの伝統を日本の技術で再現するという大役を任されています。オープンを記念して、エーデッガー家所蔵の200年前のクグロフ型を贈られたことからも、その信頼の高さがうかがえます。

時代を越えて受け継がれる王室の味、気になります！

お店はJR高架下のレンガ造りのこぢんまりとした店内。棚の上には、おなじみの「カイザー」やクロワッサンの原型「キプフェル」などのさまざまなパン、

ショーケースにはサンドイッチ、

「クグロフ」「ザッハトルテ」などのケーキが並びます。

『ホーフベッカライ エーデッガー・タックス』のイチオシは、なんといっても「ハンドカイザー」。よく見かけるカイザーですが、この店ではスタンプで型押しするのではなく、職人がひとつずつ丁寧に手作業で成形することで、キメ細かな質感に焼き上げるそう。

ドイツ圏らしいパンといえば、「キュルビスブロート」「ゾンネンブロート」。パンプキンシードやひまわりの種を練り込んだライ麦パンで、サンドイッチにもぴったり。

サンドイッチといえば、日本限定の「オープンサンド」も発売。ビールやワインとの相性がいいので、アペリティフにもぴったり。

さて、今回、購入したのは、この4点。

■「モーンクローネ」　300円

ドイツ圏ではおなじみのケシの実ペーストを包み込んだデニッシュ。サクサクというより、ややしっかりした食感の生地に香りのいいケシの実ペースト。表面のアイシングが甘さをプラス。■「ツィムトシュテルネ」　300円

シナモンの香り広がるパン。中にはオレンジピールが入ってます。

■「ハンドカイザーのサンドイッチ」　450円

数種類のなかから、パストラミとパプリカ、キュウリのサンドイッチをチョイス。ぎゅっと詰まった生地はキメが細かく、シャキシャキの野菜とのバランスが◎。

■「マジパンクグロフ」　300円

マリー・アントワネットが愛した、直径7ｃｍ大のかわいらしいクグロフ。オレンジピール、キュルビス（カボチャの種）、レーズンの3種。ふんわりとバターが香る、やさしい甘さが特徴。

そのほかのオススメ商品としては■「シシーブッセル」

女王エリザベートお気に入りの焼菓子。ヘーゼルナッツたっぷりのサクサク生地に、アプリコットジャムをサンドした一口サイズの焼菓子。ころんと丸い形もかわいらしい。贈り物にもちょうどいいボックス入り。

■「エーデッガートルテ」（日本限定）　540円

王家御用達としての伝統をスイーツで表現したらどうなるか、という問いに野澤シェフが応える形で誕生したケーキ。

オーストリアの台所・シュタイヤマルク州の名産といえばパンプキンシード。粗く砕いたパンプキンシード入りのキャラメルクリームを赤ワインに浸したレーズン入りチョコレート生地のスポンジでサンド。

ほかにも、まだまだ日本では馴染みのない珍しいパン＆スイーツがたくさん。オーストリアの食文化を身近に体験できる一軒です。ぜひ、お立ち寄りください。

店名ホーフベッカライ エーデッガー・タックス

住所東京都千代田区神田須田町1-25-4　マーチエキュート神田万世橋

電話番号03-5296-5777

営業時間8:30～21:00／土11:00～21:00／日11:00～20:00

オフィシャルページhttp://www.edegger-tax.jp/

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