西浦焼 | ―多彩な日常の器たち・加納collection―

2020年5月23日 10:00

   明治維新後、政府による新産業の育成政策を背景に、美濃では加藤五輔が明治11年にパリ万国博覧会で名誉賞を受賞し、西浦圓治はそれに続きます。こうした動きが美濃焼の名声を高め、海外貿易に貢献することになります。ここで、海外にその名を広めた、五代目西浦圓治の興した「西浦焼」の歴史をひもといてみます。初期(明治元年~18年):市之倉の名工・加藤五輔の協力を得、精巧な細密画による染付製品を製作する。中期(明治19年~30年):アメリカ東部ボストンに支店を設立し、絢爛豪華な色彩の上絵付作品を製作し、販路を拡大した。後期(明治31年~44年):欧州でアール・ヌーボー様式が大流行する中、日本画の輪郭線を書かない「朦朧体」と呼ばれる技法の影響を受けた「釉下彩」の作品を製作する。これらは今日、代表的な「西浦焼」として、広く知られている。本展では、多彩な日常の器を中心とする「加納コレクション」を通し、やさしい色合いの釉下彩の器や、加藤五輔がかかわった緻密な染付作品、絢爛豪華な上絵付の器等を紹介します。おわりに、こうした西浦焼の誕生の舞台となった場所や、多治見市指定史跡の西浦庭園と庭園の現状を紹介します。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、チラシに表示されている会期と異なります。

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会期

2020年5月26日(火) ~ 7月5日(日)

会場

多治見市美濃焼ミュージアム

所在地

〒507-0801 岐阜県多治見市東町1-9-27

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