戦後日本ドキュメンタリー映画再考

2020年1月 8日 10:06

   映画の草創期以来、日本のノンフィクション映画が豊饒な歴史をたどってきたことは、すでに言うまでもありません。かつて当館は、フィルムセンター時代の1997年から2005年まで4回に分けてシリーズ企画「フィルムは記録する」を催し、時代ごとの特徴的な作品を紹介してきました。そこでは、製作スタイルや映画会社といった切り口をベースに、日本のドキュメンタリー映画の歴史的な流れを浮き彫りにしました。 それ以来15年ぶりにこの分野を本格的に捉えるこの「戦後日本ドキュメンタリー映画再考」は、主に1950年代から2000年前後までの時期に注目し、主題的に、あるいは手法的に、各々の特色を発揮した“映画作家”たちの足跡を追うものです。戦後の開放的な空気の中で新風を巻き起こした若き才能、高度経済成長下で特異な発展を見せた産業PR映画の監督から、発展の裏面に生じた社会の傷跡に対峙する作家、ドキュメンタリーという分野に大胆な実験精神を持ち込んだ表現者、そして自身を取り巻く環境の中に価値を見出した作家まで、多才な映像の作り手たちに焦点を当てます。またこの企画は、産業PR映画のうち、このジャンルの壮大なパースペクティブを象徴する、ダムの建設記録映画をフィーチャーすることも大きな特徴です。ドキュメンタリー映像に触れることは、単にそれぞれの時代の出来事や世相を学ぶことではなく、私たちが世界をどのように捉えてきたかを、作り手たちの視線の変遷とともに感じ取りながら、これからの社会を創るための思考を育むことです。今回上映される66作品が持つそれぞれのインパクトが、今も色褪せていないことが分かるでしょう。

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会期

2020年1月21日(火) ~ 3月8日(日)

会場

国立映画アーカイブ

所在地

〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6

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