青森・秋田・北海道では当たり前? 茶碗蒸しに「栗の甘露煮」を入れる地域があった

2019年12月 1日 12:00

茶碗蒸しの具といえば、あなたは何を想像するだろうか。

筆者(富山出身)は真っ先に「銀杏」が出てくる。あのクセになるほろ苦さを味わうために茶碗蒸しを食べているといっても過言ではない。

しかしこの茶碗蒸し、地域によって具材に違いがあるという。ツイッターでは、茶碗蒸しに「栗の甘露煮」を入れる地域があると話題になっている。

茶碗蒸しの具といえば?(画像はイメージ)
茶碗蒸しの具といえば?(画像はイメージ)

あるツイッターユーザーが2019年11月20日、北海道・青森・秋田あたりの茶碗蒸しには、栗の甘露煮が入っているという旨の情報を紹介。当該の地域と思われるユーザーからは共感の声が、そのほかの地域からは驚きの声があがっている。

「関東にきて茶碗蒸しに甘露煮が入ることを説明したらそれプリンじゃんって言われ衝撃でした」
「秋田出身ですが、茶碗蒸しは栗で当然でしょ、銀杏なんて邪道だと思ってましたが...まさか自分が少数民族だったとは」
「北の大地ですが茶碗蒸しの下は栗 は全国共通では無かったことに驚いています」

そのほか、宮城や岩手にも栗が入った茶碗蒸しがあるとの声も。となると、栗は北海道・東北地方でメジャーな具材なのだろうか。

メーカーに聞いてみた

栗の甘露煮が入った甘い茶碗蒸しは、どこまで市民権を得ているのか。Jタウンネットは11月28日、ねり製品や惣菜を販売する堀川(本社:新潟県聖籠町)に話を聞いた。

堀川は1924年に蒲鉾製造販売店として創業、48年に堀川蒲鉾工業として会社をスタートさせた。現在は新潟と北海道に工場を持ち、北海道限定で栗入りの茶碗蒸し「茶わんむし(栗入)」を販売している。

「茶わんむし(栗入)」(画像は堀川の公式サイトより)
「茶わんむし(栗入)」(画像は堀川の公式サイトより)

公式サイトの商品ページには「北海道らしく甘めの味付けに仕上げました」とあるが、やはり北海道では栗の茶碗蒸しが主流なのか。北海道工場の開発担当者に聞いてみると、

「茶碗蒸しの発売当初から栗はあります。道民の家で作る茶碗蒸しには栗が入ってるんで」

とのこと。北海道のほかに栗が入っている地域として「青森は聞いたことがあります」と答えた。

銀杏については、

「北海道の人はほとんど入れないですね」

とのこと。また、栗の甘さを抑えるために「ゆり根」(ユリの球根)茶碗蒸しに入れることもあるという。

社内の人にも聞いてみた。幼少期を北海道で過ごしたという社員Iは「栗と銀杏、どっちも食べていました。銀杏の方が好きでした」とのこと。秋田出身の社員Uも「どっちも食べていました」と話している。

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