「ワイパーはNG」「コンタクト控えて」... 浅間山噴火、鹿児島人から的確すぎる助言相次ぐ

2019年8月 9日 17:12
浅間山と噴煙(Alpsdakeさん、1996年9月撮影、Wikimedia Commonsより)
浅間山と噴煙(Alpsdakeさん、1996年9月撮影、Wikimedia Commonsより)

2019年8月7日、浅間山で噴火が発生した。噴煙は火口上1800メートル以上に達したと見られる。気象庁は噴火警戒レベルを1から3に引き上げ、山頂火口から約4キロの範囲で噴石や火砕流への警戒を呼びかけている。

そんな中、ツイッター上には次のような声が寄せられ、話題となっている。

「テレビで速報で『噴火速報 浅間山が噴火』とか出てるけど、桜島の噴火散々見てるから、速報にする意味がわからねえ」
「浅間山噴火ってそんなやばいの? 桜島がすぐそこにあるから『だから何?』ってさっきからずっと思ってるんだけど」

桜島の噴火に普段から慣れきっている鹿児島県民からのコメントのようだ。同様のツイートは続々と届いている。

「フロントガラス傷だらけになるぞ」

嬬恋村から望む、浅間山(shinohalさん撮影、Wikimedia Commonsより)
嬬恋村から望む、浅間山(shinohalさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターに寄せられているのは、例えばこんな投稿だ。

「群馬県民~~~!!浅間山の火山灰が車に積もってるからってワイパーで擦るんじゃないぞ!!フロントガラス傷だらけになるぞ!!乾いたタオルで叩き落としてから洗うんだぞ!!鹿児島県民は車にタオル常備してるぞ!!!最初からワイパーを!!!使うんじゃ!!!ないぞ!!!!鹿児島県民より」

「火山灰は、ガラスの粉です。木炭の灰は植物の燃え殻で柔らかいですが、火山灰は高温で溶融してガラス化した鉱物ですから、擦り付ければ塗装やウィンドウに傷が付きますよ」

「噴火したらまず屋内や安全な場所へ逃げてくださいね!小さい石とか灰とか吸ったり目に入ったら危ないので! あと車や窓に降りかかった灰は柔らかいタオルで拭いてください 水で流したりバンパーで落とすと傷が付きます お洋服とかお靴とかはしっかり洗って、家の中に灰を持ち込まないように、です!」

桜島の噴火で鍛えられた鹿児島県民の助言は、まさに微に入り細を穿つ、細かいし、説得力がある。

「かごんま人から助言するならば 1.上空の風向きをチェック 2.灰が降ってくるんで洗濯物とか取り込もう 3.灰はタイヤのスリップの原因になるんで徐行推奨 4.もう噴石はないとおもうけど当たると死ぬ 5.目の細かい灰が多いので宅内に侵入してくる。掃除機用意」
「猫を外に出してはいけません。 家中灰だらけになります」
「コンタクトレンズと眼球の間に灰が入ってキズついて目が大変なとこになるのでメガネ生活をおすすめするのも追加してくださいー(元鹿児島県民)」

鹿児島県民からは的確なツイートが次から次へと寄せられている。これに対して、感謝の言葉を返す群馬県民も多い。

桜島と噴煙(Peter Chovanecさん撮影、Wikimedia Commonsより)
桜島と噴煙(Peter Chovanecさん撮影、Wikimedia Commonsより)

しかし中には、この様子を見て、首都圏に大雪が降った時の、ネットの状況を思い起こす人もいるようだ。雪が数センチ積もっただけで大騒ぎする首都圏民に向けられる、北海道や北東北の人々からの、厳しくも適切な指摘だ。

そう「北から目線」の、あの状況だ。

ツイッター上には「鹿児島県民がマウントを取りに来ている」というつぶやきもちらほら見える。「北から目線」ならぬ「南から目線」、「桜島目線」というわけだ。なるほど......とは納得はしていても、なんとなくウンザリしている群馬県民もひょっとしたらいるかもしれない。

だが、日頃悩まされている桜島の噴煙対策が、少しは役に立てばという、善意からの投稿がほとんどだと思う。けっしてマウントを取りたい、優位に立ちたい、などと思うわけがないではないか。鹿児島県民の厚意を素直に受け取ってもよいと思う。

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