北海道地震で「ヒマ過ぎ」です... 十勝川温泉の自虐ポスター、制作秘話を聞く

2018年10月31日 17:00

2018年9月6日に発生した胆振東部地震の影響で、約1万泊のキャンセルがあったという北海道音更町(おとふけちょう)の旅館組合と観光協会が、「元気ないです 十勝川温泉」というキャッチコピーを掲げたポスターを制作し、話題となっている。

写真付きで紹介されているのは、「仕込みの時間なのに」新メニューの開発に夢中になって、試食がぜんぜん止まらない料理人。「お部屋空いてるんで」英会話の勉強を始め、バランスボールで美容体操に励む美人スタッフ。「見回りついでに」入浴し、美肌になるか実証中の男性スタッフ。

「ヒマ過ぎちゃって、サービス向上」というサブ・キャッチも見える。自虐的とはいえ、なんともユーモアあふれる楽しいポスターではないか。Jタウンネット編集部は北海道に電話して、話を聞いてみた。

「モデルはみんな従業員です」「写真家さんの腕が良かったのでは......」


電話で答えてくれたのは、音更町十勝川温泉観光協会事務局の窪浩政次長だ。

「実際にヒマでしたので、ネタはいくつもありました。ポスターでは3つだけに絞りましたけどね。画面に登場したモデルは、当温泉協同組合加盟ホテルの、実際の従業員です。各シーンをそれぞれ約1時間、計3時間程度で撮影しました。モデルはみんな素人ですから、写真家さんの腕がよほど良かったのでは......」と窪次長。

「このポスターの成果はまだ不明です。また早急に集客効果を期待しているわけでもありません。北海道に十勝川温泉というところがあって、来年以降の旅先の一つとして検討していただければ......と長期的に考えています」

音更町十勝川温泉は「モール温泉」で知られている。モール温泉とは、泥炭(亜炭)などに由来する腐植物(フミン質)を含むアルカリ性の温泉のこと。ヨーロッパで行われている美容法「モール浴」に似た効果が期待されている。2004年には北海道遺産にも選定された。

「インバウンドが注目されていますが、外国人観光客の割合は17%。昨年は約4万人の外国人のお客様をお迎えしました。中でも台湾からのお客様が多いのが特徴です。これから冬場にかけてお客様が増えるだろうと期待しています」

帯広空港から車で約30分、千歳空港からも約2時間半。十勝川温泉では、10月30日からはひとり1泊2000円の宿泊助成が受けられる『音更ふっこう割』もスタートする。11月25日まで、オータムフェスタも開催中だ。


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