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【地域レポート】薬屋の看板ツバメ、「す」の上に「す」をつくる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.08.21 11:50
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ツバメが軒先に巣を作ると、縁起がいい――。そんな言い伝えが存在する地域があるのだとか。「商売繁盛する」と歓迎する人もいるようです。

ネット上には「ベランダの隅にツバメが巣を作ったら、今まで一度も当たったことがなかった懸賞が4回続けて当たった」という声も。埼玉県のMNさんから、面白いツバメの巣の写真を送ってもらいました。

◇ ◇ ◇

写真は長野県北佐久郡御代田町の「アメリカンドラッグ御代田店」の入口軒下。浮彫看板「くすり」の「す」の上にツバメが巣を造っている。

2013年8月18日の夕方も、3羽の子ツバメが餌をくちばしに加えて戻ってきた。横の「り」の上では親ツバメが子ツバメたちを見ている。

tsubame01.jpg

巣が造られたのは7月初めごろ。雛が孵って、8月に入ると子ツバメは餌を獲りに飛び立つようになった。店の西向きに入口があり、看板は来客からよく見えるので「あっ、すの上にす」と目を引くようになった。軒下なので西日も当らず、居心地もよさそうである。

tsubame02.jpg

店の話だと、昨年も巣が造られたが「く」の上だったという。斜めの字の上に作ったため、巣のすわり心地はよくなかった。今年は10数センチの水平の部分なので安定している。

店では、「害はないので、巣を取り払わず、そのままにしています」という。店の看板娘ならぬ、看板ツバメですからねえ。秋には飛び立ち、果たして来年も戻ってきてくれるか。

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