自転車通学時のヘルメット着用　根付いているのは自転車王国を目指す地域

昨日の記事「通勤時間の理想と現実　高知県民はもうちょっと遠くに勤めたい？」では、通勤についてのアンケート結果をお伝えしました。今回は「通学」についてのアンケート結果です！

徒歩、自転車、バス、電車……、皆さんは学校までどんな方法で通っていましたか？　その中から今回at home VOXは、自転車に注目してみました。学校までの距離や交通事情によって異なる自転車通学事情を、地域別に行ったアンケートから分析します。

まずは中学生時代に自転車通学だった人は、どの地域に多いのかを見ていきましょう。

「Q.中学生のとき、自転車通学でしたか？」に「はい」と答えた人の出身地トップ5

1位は高知で実に70.0%と、自転車通学だった人が大半を占めました。そのほか3位に徳島、5位に香川と、四国勢が3県ランクイン。四国の中学生は自転車通学が一般的のようですね。

その自転車ですが、乗るときに皆さんはヘルメットを被っていましたか？　大人になってからはほぼ被ることはないですが、子どもの頃は通学や遊びに行く時に被っていた人も少なくないですよね。そのヘルメット事情も地域で違いがあるようです。

それについても、アンケート結果で傾向を見てみましょう。

「Q.子どもの頃、自転車に乗るときにヘルメットを被っていましたか？」に「はい」と答えた人の出身地トップ5

2008年（平成20年）6月の道路交通法改正によって、13歳未満の児童・幼児のヘルメット着用が保護者の努力義務化が行われましたが、中学生以上の着用義務は、地域や学校などによって異なっています。

1位の長野では、一部の地域で徒歩通学の場合でもヘルメット着用が義務づけられているとか。それならば、自転車でヘルメットを被る人が多いのも納得です。

ちなみに、自転車通学者の多かった徳島が2位にランクイン。ヘルメットを着けて自転車通学していた人が多いのは徳島出身者ということですね。

徳島は「徳島自転車Tライン」を整備するなどして、「自転車王国とくしま」を目指しています。身近な乗り物としてだけでなく、街おこしとしても自転車を利用しているだけあって、ヘルメット着用を中心とした安全対策もしっかりと行っているんですね。

イラスト：タテノカズヒロ

＜アンケート調査概要＞

対象／全国20〜59歳の男女1,410名（47都道府県各30名ずつ）

調査方法／インターネットリサーチ

調査時期／2015年8月

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