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金沢「ラブロ片町」閉店に惜しむ声続々 「街の顔が...」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.03.18 15:13
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石川県金沢市の繁華街、片町にあった商業施設「ラブロ片町」が2014年3月16日に閉店した。地元の百貨店「大和(ダイワ)」が創業した場所で、1986年に香林坊アトリオに本店機能が移転した後は現在の名称で営業を続けていたが、地域の再開発に伴って歴史の幕を閉じた。

ラブロ片町(Hirorinmasaさん撮影、Wikimedia Commonsより)
ラブロ片町(Hirorinmasaさん撮影、Wikimedia Commonsより)

大正時代から増築と改装が重ねられ老朽化が目立つ一方で、アンモナイトの化石が露出する大理石や吹き抜けのエントランスなど老舗百貨店らしい趣きもあり、多くの金沢人に愛された。

建物は取り壊され、2016年春までに5階建てのビルが建設される。1階~3階は商業店舗、4、5階はブライダル施設や事務所が入居する予定だ。

2015年春開業の北陸新幹線を控え、市内のあちこちで再開発が進む。北陸地方では最大規模の繁華街と称される片町エリアだが、約2キロ離れたJR金沢駅周辺では建設ラッシュが続く。有力企業の本社移転も複数決まっている。

北陸新幹線沿線では「独り勝ち」と噂される金沢。観光客増も期待されるなか、大和のDNAを受け継ぐ施設が片町にさらなる賑わいを呼び込むことができるか。

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