郷土の誇り！　富士山の「世界遺産」登録

   日本人の心のよりどころ、富士山の世界遺産登録が正式決定しました。これをキッカケに、富士登山にチャレンジしたいという人もいるのではないでしょうか。

   Mst Endoさんの撮影した富士山は、2010年の正月に撮影したもの。雪のかかった優美な姿が見事ですね。一般的な登山は、7月1日から9月上旬までの夏シーズンに限られます。

   4つの登山ルートのひとつ、吉田ルートは五合目からはどこからでもご来光が仰げる一番人気のコースです。ご来光と対面したいなら、山小屋で1泊するスケジュールを組むのがベストなのだとか。

   Hajime NAKANOさんが撮影した写真は、大日岳から吉田口の浅間神社の方向に座って、ご来光を待つ登山者たち。見渡す限りの雲海に、地平線が赤く染まっています。

神秘的な瞬間（Hajime NAKANOさん撮影）

   せっかく登頂したら、富士山頂を1周する「お鉢めぐり」にもチャレンジ。噴火口は1周約3キロで、所要時間は約1～2時間。Banzai Hiroakiさんの写真は、大内院と呼ばれる噴火口を撮影したもの。直径780メートル、深さ約200メートルもあり、迫力満点です。

富士山の噴火口（Banzai Hiroakiさん撮影）

   富士登山は、実は下山の方がハード。体力が残っているうちに山を降りましょう。Hajime NAKANOさんが撮影した写真でも分かるとおり、砂地を延々と歩くので、砂ぼこり対策のサングラスやマスク、転倒防止の杖やストックを用意した方がいいようです。

下山の方がハード（Hajime NAKANOさん撮影）

   真夏といえども、山頂付近の夜の気温は真冬の東京並み。準備万端で臨みたいものですね。