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【香川発】「うどん県」香川が、ついに「うどん発電」に参入!?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.08.06 15:00
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   「うどん県」で売り出し中の香川県で、ついに「うどん発電」が実現か――。高松市の産業機械メーカー・ちよだ製作所は、廃棄うどんを使って発電する「うどん発電事業」を計画しているという。

   1日3食うどんの人も珍しくない「うどん県」では、残念ながら生産過程で廃棄されるうどんも多い。処分には多額の費用がかかり、大きなうどん工場では年間数千万円の処分費が必要なのだそうだ。

   そこで同社は、廃棄されるうどんを発酵させて生じるメタンガスを使い、発電プラントを稼動させる仕組みを考案。県内のうどん工場と協力して実験を進めてきた。なお同社では、すでに廃棄麺からバイオエタノールの生産にも成功している。

電気の原料となる廃棄うどん
電気の原料となる廃棄うどん

   1日あたり1.5トンの廃棄うどんを使うと、最大500キロワットの発電が可能になる。これを四国電力に売電すると、年間600万円以上に。廃棄物処理の収入を合わせ、年間1200万円程度の利益を見込んでいる。

   Jタウンネット編集部が取材したところ、現在は事業認可が下りるのを待っている段階で、11月ごろをめどに発電事業をスタートさせたいとのこと。今後は工費8000万円ほどの発電プラントの販売も計画しており、すでに県内外の企業と商談が進んでいるそうだ。

   うどんで発電した電気は、うどんを作ったり食べたりするのにも使われる。ネットには「うどん永久機関だな」という声も上がっている。

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